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オランダミミナグサ Cerastium glomeratum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オランダミミナグサ
Cerastium glomeratum

ナデシコ科一年草。ヨーロッパ原産の帰化植物で,日本各地の平地や路傍などに生える。茎は叢生してほぼ直立し高さ 10~50cmほどになり,淡緑色でやや紫色を帯びる。全草帯灰色の開出毛におおわれ,上部には腺毛が交る。葉は卵形でほとんど柄をもたず対生し,両面に毛が生える。下方の葉は小型でへら形。5~7月,2分枝した枝先の集散花序に白色の小花をつける。萼片は5枚あり,緑色,膜質有毛花弁も5枚で萼片と同長,先端が2浅裂し基部両端に少数の白毛がある。おしべは 10本,花柱は5本で短く,蒴果は円筒形である。

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百科事典マイペディアの解説

オランダミミナグサ

ミミナグサ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オランダミミナグサ
おらんだみみなぐさ / 和蘭耳菜草
[学]Cerastium glomeratum Thuill.

ナデシコ科の越年草。茎は株立ちとなり高さ約20センチメートル。葉は柄(え)がなく対生し、楕円(だえん)形で長さ約1.5センチメートル、両面とも毛に覆われる。4月から5月にかけて、茎の先の集散花序に多くの花をつける。花弁は5枚、長さ5ミリメートルほどで白色、先は浅く二つに切れ込む。果実は、萼(がく)よりも長く突き出て、先が10裂する。ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本全土の畑や道端の雑草となっている。全体が黄色がかった緑色で、毛が多く、花柄が萼片よりも短いので、同じく雑草であるミミナグサと区別する。日本に帰化したのはオランダミミナグサのほうが新しいが、都市部を中心に分布を広げ、いまではミミナグサよりもよくみられるようになった。[三木栄二]

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世界大百科事典内のオランダミミナグサの言及

【ミミナグサ(耳菜草)】より

…名は,卵形で毛の多い葉がネズミの耳に似ており,若い苗が食用になることからついたという。近年,都会では,よく似るが花柄が萼より短く,全体に毛が多くて,茎や萼片が赤みを帯びないオランダミミナグサC.glomeratum Thuill.が広がりつつある。ミミナグサ属Cerastiumは英名をmouse‐ear chickweedという。…

※「オランダミミナグサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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