オングストローム(英語表記)angstrom

翻訳|angstrom

デジタル大辞泉 「オングストローム」の意味・読み・例文・類語

オングストローム(angstrom)

光学結晶学で用いられる長さの単位。1億分の1センチ、すなわち0.1ナノメートルスウェーデン物理学者オングストレーム太陽光波長を記載するのに用いたことにちなむ名。記号AまたはÅ

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精選版 日本国語大辞典 「オングストローム」の意味・読み・例文・類語

オングストローム

  1. 〘 名詞 〙 ( [スウェーデン語] Ångström ) 長さの単位。記号 Å 一〇の八乗分の一センチメートル。原子物理学分光学でとくに用いられる。スウェーデンの物理学者オングストロームにちなむ。

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改訂新版 世界大百科事典 「オングストローム」の意味・わかりやすい解説

オングストローム
angstrom

長さの単位で,記号はÅまたはA。原子物理学や結晶学,分光学などで多用され,原子間隔や光のスペクトル線の波長を表したりする。1868年にスウェーデンの物理学者A.J.オングストレームが太陽スペクトル線を測定したとき,108cmを単位としてその波長を表したのが始まりである。のちにカドミウム赤線の波長を基に定義されたが,現在では1Å=10⁻10mと定義されており,国際単位系SI)とは暫定的に併用が認められている。
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百科事典マイペディア 「オングストローム」の意味・わかりやすい解説

オングストローム

長さの単位。1オングストローム=0.1nm=10(-/)(10/)m。光の波長,結晶の原子配列(結晶構造)などによく用いる。→オングストローム
→関連項目X線

オングストローム

スウェーデンの天文学者,物理学者。1858年ウプサラ大学教授。天体物理学開拓者一人。1868年太陽スペクトルの吸収線フラウンホーファー線)を測定した際,光の波長に新単位オングストロームを用いた。

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化学辞典 第2版 「オングストローム」の解説

オングストローム
オングストローム
angstrom

長さの単位の一種.記号 Å.

1 Å = 0.1 mμ=0.1 nm.
原子や分子の大きさ程度の長さ,光,γ線,X線などの電磁波の波長などを表すのに広く用いられた.現在は国際単位系(SI単位)に従い,Å のかわりにナノメートル(nm=10-9 m)が用いられるようになっている.

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単位名がわかる辞典 「オングストローム」の解説

オングストローム【angstrom】

長さの単位。記号は「Å」。1Åは0.1ナノメートル、つまり1億分の1cm。分光学などで使用される。X線の波長は1Å前後可視光線は約3800~7800Åである。◇名称は、スウェーデンの物理学者オングストレームにちなむ。

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栄養・生化学辞典 「オングストローム」の解説

オングストローム

 長さの単位.10−10m.Åと略す.

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