日本大百科全書(ニッポニカ) 「カオリン(鉱物)」の意味・わかりやすい解説 カオリン(鉱物)かおりんkaolin カオリナイトkaolinite、ディック石dickite、ナクル石nacriteの三つの鉱物の総称。以上の三つにメタハロイサイトmetahalloysite、ハロイサイトhalloysiteを加えたものをいう場合がある。ディック石(単斜晶系)、ナクル石(単斜晶系)は外観上、カオリナイトと区別できない。ディック石、ナクル石は火成岩、火砕岩の熱水変質鉱物として産する。カオリンは粘土として広い用途があり、日本でもカオリン鉱床として古くから採掘されている。[松原 聰][参照項目] | カオリナイト | 粘土鉱物 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例