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カサット カサットCassatt, Mary

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カサット
Cassatt, Mary

[生]1844.5.22. ペンシルバニア,アレゲニー
[没]1926.6.14. パリ近郊
アメリカの女性画家,版画家。ペンシルバニア美術アカデミーに学んだのち,1868年からヨーロッパ各地を旅行し,パリに定住。旅行の際,アントウェルペンでドガに会い,以後長く教えを受ける。作品の中心テーマは母子像で,様式的にはドガや日本の版画の影響が強い。絵画のほかに多くのエッチング,木版画も制作。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

カサット【Mary Cassatt】

1844‐1926
フランス印象派のなかの唯一のアメリカ人画家。ピッツバーグ郊外に生まれ,幼少期を家族とともにヨーロッパで過ごす。ペンシルベニア美術アカデミーで学ぶ。1872年に再び渡欧し,ドガに見いだされて79年から印象派展に参加。86年の最後の印象派展までドガとともに出品しつづけ,ドガ,マネの影響の濃い作品を描いた。90年代から独自の様式による母子像を描き,〈マテルニテ(母性)の画家〉として敬愛された。90年ころ日本の浮世絵に触れ,その線と空間を生かした版画連作を制作。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カサット
かさっと
Mary Cassatt
(1844―1926)

フランス印象派におけるただ1人の女流アメリカ人画家。ペンシルベニア州アリゲニー生まれ。1865年ペンシルベニア美術学校を卒業。渡欧して72年からフランスサロンに出品し、クールベ、マネの影響下で制作していたが、74年ドガに才能を評価され、79年の第4回印象派展から参加出品している。ドガの強い感化による作風からしだいに抜け出して独自の画境を切り開き、80年代から情愛の濃い母子像を数多く描いて「マテルニテ(母性)の画家」とよばれた。91年浮世絵版画から発想したカラーアクアチント(銅版画)の連作を発表してピサロから激賞されている。93年のシカゴ万国博覧会のために壁画を制作したが、生涯をフランスで過ごし、晩年は白内障のため、ドガと同じく視力を失った。近年、アメリカで高く再評価されるようになった。[桑原住雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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