コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カスミソウ

百科事典マイペディアの解説

カスミソウ

ムレナデシコとも。カフカス原産のナデシコ科一年草。秋まきで,花壇,切花用に栽培される。草たけ30〜50cmでよく枝分れし,白い小型の5弁花をたくさんつける。桃色花のものもある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カスミソウ【Gypsophila elegans Bieb.】

5月に小花が群れて咲くので切花や花壇に適したナデシコ科の秋まき一年草(イラスト)。原産地はカフカス地方。草丈は50~60cm。葉は披針形で対生。多数の枝を分けて茂り,花をつけるとそのもとから小花梗が二つに分かれ出てのび,花をつけることを繰り返す。花は白色5弁で杯状に開く。変種に赤花で茎葉も赤みを帯びるアカバナカスミソウvar.carminea Hort.があるが,性状はカスミソウに同じ。種まきは9月下旬。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カスミソウ
かすみそう / 霞草
[学]Gypsophila

ナデシコ科の耐寒性一年草または多年草。茎は繊細でよく分枝し、伸び広がる。葉は対生し、線形、全縁で、開花期には少ない。花色は白、濃桃、淡桃。名は、花をつけた草姿を霞がただようようすに見立てたもの。アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部に60種以上分布する。花壇、切り花、鉢植え用とし、とくに近年、シュッコン八重カスミソウは盛り花の添え花として多用され、通年栽培も行われ、鉢植え用品種のレペンス種もよくつくられる。よく栽培されるものに次のような種類がある。エレガンスG. elegans Bieb.はムレナデシコともいい、カフカス原産の耐冬性一年草。高さは約50センチメートル、5~6月に白色の5、6弁で径約1センチメートルの小花を密に開く。品種にコベントガーデンマーケット、これより開花が1週ほど遅れるが大輪のマキシマアルバ、濃桃色のクリムソン、カーミネアなどがある。シュッコンカスミソウG. paniculata L.はコゴメナデシコともいい、地中海沿岸原産の多年草。高さ1メートルに達し、小花を多数つける。品種に白色八重咲きのブリストルフェアリー、これより開花が半月ほど遅れる大輪のパーフェクタ、花の大きさ、開花期がこの2品種の中間の性状をもつダイアモンドなどがある。また桃色種には淡桃のフラミンゴ、濃桃で最新品種のレッドシィーがある。[魚躬詔一]

栽培

日当りのよい、弱アルカリ性土壌で排水のよい所なら容易に栽培できる。エレガンスは9月中・下旬に床播(とこま)きし、11月中旬に定植するが、10月上旬に直播(じかま)きし、早春に間引きするほうがよく育つ。寒地では3~4月に直播きする。シュッコンカスミソウの一重咲き種は4~5月播種(はしゅ)、9月定植とするが、株分けでも殖やせる。従来、ブリストルフェアリーなど八重咲きのものは、11月または2~3月に本属のパニキュラータまたはマンギニーの根に接木(つぎき)するのが普通とされていたが、1970年代以降、ウイルス病対策として成長点培養(メリクロン)が行われるようになり、その後の急速増殖の技術の進歩により、現在は流通される苗のほとんどが成長点培養のものとなっている。なお、普通に庭植えするには、10月と3月が適期である。[魚躬詔一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

カスミソウの関連キーワード名数/ものの数え方の例(助数詞)シロクジャク(白孔雀)昭和(村)(福島県)北海道石狩郡当別町宮城県黒川郡大衡村和歌山県御坊市コゴメナデシコ高知県香南市熊本県菊池市ソリダスタームレナデシコドウカンソウサポナリア和歌山県長澤知之菊池市仏の座昭和村

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

カスミソウの関連情報