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カノン canon

翻訳|canon

デジタル大辞泉の解説

カノン(canon)

《「キャノン」とも》
キリスト教の教理典範。教会法。また、聖書正典
ある声部の旋律を、他の音部がそのまま忠実に模倣しながら追いかけていく、対位法的な楽曲形式、または楽曲。追復曲。
美術用語で、基準・標準の意。特に、古代ギリシャの理想的な人体の標準比例。

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百科事典マイペディアの解説

カノン

法則・規則を意味するギリシア語のkanonに由来。(1)キリスト教では教理典範,教会で認めた聖書正典(正経ともいう。外典に対する),ミサの典文の一部,教会法などをいう。
→関連項目パッヘルベル

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タレントデータバンクの解説

カノン


芸名
カノン

性別
女性

生年月日
1980/03/09

星座
うお座

干支
申年

出身地
東京都

職種
音楽

プロフィール
海外生活をしていた13歳の時に聖歌隊に加わり、作詞作曲を開始する。オーストラリア・クイーンズランド州立音楽大学声楽科を卒業後、2002年7月より都内でのライブ活動をスタート。2003年7月に、ピアノ弾き語りのミニアルバム『Alleluia(アレルヤ)』をリリース。9月には、「ロシアにおける日本年」の参賀行事でロシア公演を行い、好評を得る。2004年2月にオリジナル曲をはじめ、独自のスタイルで歌うクラシック曲や外国民謡などを収録したアルバム『Hymn of Grace(ヒム・オブ・グレイス)』をリリース。 “ヒーリングを超えた聖なる歌声”と称される。2004年10月にファーストシングル 『キセキ Song of Love』をリリース。その後もファーストアルバム『Primary Flowers』、ミニアルバム『Destiny』をリリースする。2005年6月には大阪・長居スタジアムで行われた「2006FIFAワールドカップドイツアジア地区最終予選 パブリックビューイング」朝鮮民主主義人民共和国代表vs日本代表において日本国・国歌を独唱。10月に東京・目黒雅叙園で行われた「假屋崎省吾の世界」レセプションパーティでは、假屋崎省吾による生け花デモンストレーションとカノンの歌によるコラボレーションを行う。2007年、フランス・カンヌで開催された「MIDEM2007」(世界最大の国際音楽見本市)に日本代表アーティストとして出演。2008年、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』の挿入歌『Wings to Fly~翼をください』が大きな反響を呼び、放送後にはアルバム『Primary Flowers』がアマゾンのポップス部門で1位を記録した。

代表作品
CD『Hymn of Grace』 / CD『Primary Flowers』 / CD『Destiny』

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世界大百科事典 第2版の解説

カノン【canon】


[美術]
 古代ギリシアの建築術,彫刻術において〈測量竿,物差,基準〉を意味した言葉〈カノンkanōn〉は,クラシック期以来,特に人体表現の際の部分の合体に対する,あるいは各部分相互の比率を意味するようになった。この人体比率を最初に理論的に追求したのは前5世紀の彫刻家ポリュクレイトスで,のちに《カノン》を著した。この著作自体はわずかな断片を除いて失われてしまったが,彼の代表作《ドリュフォロス(長槍を担ぐ人)》は,彼の理論の具現化であり,後代の人々はこの作品をも《カノン》と呼んだ(原作は失われているがローマ時代の模刻がナポリの国立考古学美術館をはじめ各所に多く残されている)。

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大辞林 第三版の解説

カノン【canon】

〔定規・規範・標準の意のギリシャ語から〕
古代ギリシャの建築・彫刻において、全体と部分あるいは各部分相互の比率。
〘音〙 対位法による多声音楽の作曲技法。また、その技法による楽曲。主題となる旋律を奏する先行声部を、後続声部が一定の関係を厳格に保ちながら模倣し追行する。追復曲。
キリスト教で、信仰や行為についての規則。また、信仰教義の正しい基準としての聖書の正典。規範。基準。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カノン

キャノン」のページをご覧ください。

カノン
canon

規定を意味するギリシア語 kanōnに由来する。キリスト教用語としては,(1) 正典すなわち聖典としての権威をもつ聖書の各書。 (2) ミサ典文 ミサ中,感謝の賛歌のあと「まことに聖なる父よ」で始る奉献文から,交わりの祭儀の前の,「キリストによって…」の祈りまでの部分。 (3) 教理規定 信仰,道徳について公会議や教皇が定めた権威ある規定。 (4) 司祭修道会員 canonicus regularis 教区付き司祭で,司教座聖堂を中心に誓願を立てて共住生活をおくる司祭。現在では称号としてのみ残る場合が多い。司教座聖堂付き参事会員ともいう。

カノン
canon

音楽用語。きわめて厳格な対位法的模倣形式。一つの声部旋律が,ある間隔をおいて他の声部によって,同一音程もしくは異なった音程で厳格に模倣される楽曲。いわゆる輪唱はその最も単純な形。主導する声部を先行声部,模倣する声部を後続声部という。カノンは,2声に限られず,3声,4声のものもある。現存する最古のカノンは,有名な『夏は来りぬ』 (イギリス,1300頃) という6声の無限カノンである。後続声部の模倣の方法により,次のような種類に分けられる。 (1) 平行カノン,(2) 反行カノン,(3) 逆行カノン,(4) 反逆行カノン,(5) 縮小カノン,(6) 拡大カノン,(7) 二重カノン,(8) 無限 (循環) カノン,(9) 混合カノン,(10) 謎カノンなど。

カノン
aesthetic canon

美術用語。造形美術の領域では人体均衡論を意味する。前5世紀のギリシアの彫刻家ポリュクレイトスは,人体のプロポーションを研究して『カノン』を著わし,これを『ドリュフォロスの像』 (原作は青銅像,ローマ時代の模刻のみ現存) によって具体化した。以後ローマ時代のガレノスウィトルウィウスを経てルネサンスに受継がれ,L.アルベルティ,レオナルド・ダ・ビンチ,A.デューラーらによって一層詳しく研究された。

カノン
al-Qānūn fī al-Ṭibb

医学典範』。ペルシアの医師イブン・シーナー(980~1037)の主著で,アラビア医学を集大成したもの。1476年にラテン語に翻訳され,16世紀までヨーロッパで広く読まれた。5巻からなり,第1巻第1章は医学の定義,本務に始まり,第2巻は単純薬,第3巻は身体各部の疾患,第4巻は熱病その他,第5巻は解毒薬,複合薬となっている。この書はアリストテレスガレノスの思想に立脚しているが,イブン・シーナー自身の経験も加えられており,論理,記述が正確で,アラビアのみならず,中世ヨーロッパ最高の医学書とされている。

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367日誕生日大事典の解説

カノン

生年月日:1836年5月7日
アメリカの政治家
1926年没

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世界大百科事典内のカノンの言及

【イタリア音楽】より

…ダンテのあとを受けたペトラルカやボッカッチョの時代の14世紀に,初めは北イタリアのベローナやミラノの宮廷で,やがてはフィレンツェを中心に,マドリガーレ,バラータ,カッチャなどの形式による世俗歌曲が,多くは2~3声で,盛んに作られた。マドリガーレはイタリア独自の形式,バラータは,おそらく13世紀のラウダに現れたものから発展し,同時代のフランスのビルレーの影響を色濃く受けたもの,カッチャは,西ヨーロッパにかなり広がっていたカノンの技法を発展させたものである(《夏のカノン》)。 盲目の音楽家ランディーニFrancesco Landiniは,14世紀のイタリア音楽を代表する。…

【ギリシア美術】より

…アルゴス派の巨匠ポリュクレイトスは,〈コントラポスト(対比的均斉)〉の手法によって,男性立像の表現に古典的解決を与えた。彼はまた人体のプロポーションを研究して《カノン(基準)》を著し,このカノンに基づいて《槍をかつぐ青年》や《勝利の鉢巻を結ぶ青年》を制作した。前4世紀の後期クラシックに入ると,彫像の形姿はしだいにより優しく軽快なものに変わり,気品と自信に満ちた神の顔は,より人間的・情緒的な表情を帯びてくる。…

【聖書】より

…このように新約聖書の諸文書は,初期のキリスト教会においてさまざまに形成された伝承に基づいて,それぞれのイエス理解と福音の喜びとを人々に伝えようとする信仰の証言であった。
【聖書の正典化】
 〈正典(カノン)〉とは信仰,生活,教義に基準を与える権威が教団によって公認された特別の書物のことであり,その他の書物との区別がなされる。ユダヤ教およびキリスト教はこのような正典概念を形成し,また維持した。…

【フーガ】より

… 音楽史においてフーガという用語が登場するのは14世紀初めに声楽形式としてであるが,必ずしも特定の書法を意味してはいない。15世紀ころにはとくにカノン(厳格模倣形式)を意味するものとして用いられ,最初の音楽辞典として知られる《楽語集》(1473ころ)を編んだJ.ティンクトリスもこの意味でフーガを規定している。しかし,16,17世紀においては模倣書法の総称として用いられることも多い。…

※「カノン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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