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カラハリ砂漠 カラハリさばくKalahari Desert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラハリ砂漠
カラハリさばく
Kalahari Desert

アフリカ大陸南西部に広がる大砂漠ボツワナ南西部を中心に,北はオカバンゴ川,西はナミビア東部,南は南アフリカ共和国北部にかけて広がる。面積約 93万km2。標高 800~1200m。季節的な間欠河川があり,大部分の地域では低い灌木や草,乾生植物が成育。最暖月の 1月には 40℃以上,最寒月の 7月には-9℃に達する過酷な風土条件であるが,コイ族サン族が住み,牧畜や狩猟を営む。野生動物が豊富で,南西部は南アフリカ共和国のカラハリゲムズボック国立公園となっている。かつてオレンジ川やオカバンゴ川などの灌漑による農地化が計画されたことがあるが成功していない。

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デジタル大辞泉の解説

カラハリ‐さばく【カラハリ砂漠】

Kalahari》南アフリカからボツワナ・ナミビアにかけて広がる砂漠。

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百科事典マイペディアの解説

カラハリ砂漠【カラハリさばく】

南アフリカ中央部,ボツワナを中心に,ジンバブエ,南ア共和国,ナミビアにかけて広がる乾燥地帯。約70万km2,標高800〜1300m。北部はオコバンゴ沼沢地,ヌガミ湖,マカリカリ低地などの低湿地帯が多く,南部には広大な砂丘地域があり,南西端には野獣生息地のカラハリ国立公園がある。
→関連項目南アフリカ

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世界大百科事典 第2版の解説

カラハリさばく【カラハリ砂漠 Kalahari Desert】

アフリカ南西部の乾燥盆地。先カンブリア界のいわゆるベースメントを基盤とする構造盆地で,新生界のカラハリ砂層が薄くおおっているのが特色である。その範囲は南緯12゜から28゜に及び,総面積は約160万km2に及ぶ。南部は年降水量150~400mmの最も乾燥した部分で,とげの多いアカシア類ブッシュの卓越する半砂漠地域である。わずかの間欠河川をみるほか,砂丘が広く大規模に発達する(その多くはすでに固定化している)。

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大辞林 第三版の解説

カラハリさばく【カラハリ砂漠】

〔Kalahari〕 アフリカ南西部の、ボツワナを中心に南アフリカ共和国・ナミビアにまたがる砂漠。大部分が草原状で野生動物が多く、コイ(ホッテントット)やサン(ブッシュマン)などの民族が遊牧や採集狩猟を営む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カラハリ砂漠
からはりさばく
Kalahari Desert

アフリカ南部、南回帰線付近にある大砂漠。ボツワナの東部を除いた地域が中心で、ナミビア東部、ジンバブエ西端部、ザンビア西部、南アフリカ共和国北部にまたがる。内陸の乾燥盆地で、平均標高900~1200メートル、総面積は約160万平方キロメートルにわたる。南北方向に地域差があり、北部はサバンナ景観を示し、年降水量は600~1100ミリメートル、ザンベジ川水系やクバンゴ川水系の河川が流れる。中部は盆地の低部にあたり、クバンゴ低湿地をはじめ湿地帯が点在する。南部は乾燥し砂丘が発達する。この砂丘は先カンブリア系の基盤岩類に由来し、砂層の厚さは100メートル以下で全体に薄い。現在は砂丘に植生があり、固定されたものが多いが、約2万年前の最終氷期には、現在よりも乾燥域が広くなり、砂丘も分布域が拡大したことが指摘されている。年降水量は120~400ミリメートル程度で、この雨はおもに1月ごろ発達するカラハリ低気圧により2~3月に降るものである。河川は間欠河川となり、植生は刺(とげ)の多いアカシア類をはじめ、イネ科のブッシュマングラスや、スイカの変種のツァーマメロンなど、短い草本が主体をなす。
 南西部は国立公園で、先住民サン人のおもな居住地であり、ほかにコイ人らが住んでいる。ただこれは歴史的には彼らが乾燥地域を好んで住んでいるというよりは、周辺民族に追われる形で逃げ込み、適応していったものである。[堀 信行]

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世界大百科事典内のカラハリ砂漠の言及

【アフリカ】より

…それは,アフリカ大陸は南西部を欠き,そこに南大西洋の高気圧が拡大してくるためで,その高気圧に押されて,南西部では,赤道西風が南下し得ないためである。 このようなメカニズムによって,北アフリカの中央には広大なサハラ砂漠が広がり,南アフリカの中央には,カラハリ砂漠とナミブ砂漠が出現している。サハラ砂漠の南縁の部分はサヘル地帯と呼ばれ,砂漠と森林地帯の境として活発な交易の行われている所であるが,赤道西風の北上が少ない年がときどきあり,そのときには,激しい干ばつにみまわれる。…

※「カラハリ砂漠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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