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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
樟脳(しょうのう)のことで、カンファーともいう。クスノキの幹、根、葉の細片を水蒸気蒸留して得られるカンフルと樟脳油を分離精製したものが天然カンフルで、日本薬局方ではd-カンフルという。純合成したものがdl-カンフルで、合成樟脳ともいう。いずれも無色または白色半透明の結晶、結晶性粉末または塊で、特異な芳香があり、味はわずかに苦く、清涼感がある。中枢神経興奮作用、局所刺激作用、防腐作用などがある。かつては蘇生(そせい)薬として知られたが、現在はほとんど使われない。おもに外用剤として凍傷、神経痛、打撲傷、皮膚病などの薬に配合して用いられるほか、一般家庭用の衣類防虫剤として多くの市販品が知られる。
[幸保文治]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
「カンファー」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…〈覚せい剤取締法〉によりその使用は厳しく制限されている。覚醒剤(3)脳幹興奮薬 ピクロトキシン,ペンテトラゾール,カンフル,ニケタミド,ベメグリドなどは脳幹,ことに延髄に作用して,呼吸,血液循環の中枢を興奮させる。このうちのいくつかの薬物は,催眠薬や麻酔薬の中毒の際に呼吸興奮薬として使われるが,大量を与えたときは痙攣を起こす。…
※「カンフル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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