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カンペチェ Campeche

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カンペチェ
Campeche

メキシコ東部,カンペチェ州の州都。ユカタン半島西岸,メキシコ湾の支湾カンペチェ湾に臨む港湾都市。インディオマヤ族の村キンペチがあったところに,1540年スペイン人が町を建設。 18世紀の開港後,ユカタン半島の交易を独占して繁栄,おもに染料採取用木材,塩を積み出したが,化学染料の進出によって染料需要は減少した。現在も半島の主要港として,綿花,米,サトウキビ,タバコ,ギターなどを積み出すが,市の経済はカンペチェ湾岸で産出する石油と天然ガスが支えている。 17世紀に海賊に備えて建設された市壁をはじめ,植民地時代の聖堂や要塞など古い建築物が多数残っており,1999年世界遺産の文化遺産に登録。またマヤ族の集落跡も保存されている。スデステ大学 (1756) 所在地。メキシコ内陸部諸都市とユカタン半島最大の都市メリダを結ぶ幹線道路,鉄道が通る。人口 17万 2208 (1990推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

カンペチェ

メキシコのユカタン半島西部のメキシコ湾岸にある城壁都市。スペインによる植民地時代に築かれた城壁や要塞など軍事施設が残されている。16世紀前半からスペインと結ぶ植民地貿易の拠点として発展したが,カリブ海の海賊により襲撃を受けたため,城壁や砦,要塞が造られた。

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世界大百科事典 第2版の解説

カンペチェ【Campeche】

メキシコ,ユカタン半島西部,メキシコ湾岸の港湾都市で,同名州の州都。人口15万0518(1990)。気温は年間を通じて20℃を下らない。ベラクルスとユカタン半島を結ぶ交通の要所を占め,トウモロコシ,バナナ,ココヤシ,サイザルアサなどの農産物集散地。豊かな漁場をひかえているが,十分に開発されていない。重要産業は木材業。1521年に建設され,海賊からの防御のための城塞,城壁を現在もとどめている。【栗原 尚子】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンペチェ
かんぺちぇ
Campeche

メキシコ南東部、ユカタン半島西部沿岸の都市。カンペチェ州の州都。メキシコ湾の内湾カンペチェ湾に面する。人口19万0813(2000)。カンペチェとはマヤ語で「ヘビとダニ」の意で、熱帯の悪疫の多い土地がらを表している。市街は、植民地時代に海賊の略奪から町を守るためつくられた城壁で囲まれており、1999年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。木材や綿花の集散地で、国道180号がメリダに通じ、空港もある。[高木秀樹]

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