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ガワー ガワー Gower, John

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガワー
ガワー
Gower, John

[生]1330?
[没]1408. サザック
イギリスの詩人。ケント出身。ダービー伯の臣下で,チョーサーの友人。「教訓的なガワー」と呼ばれ,道徳的社会的改革を促す寓意的で教訓的な詩を多く書いた。主著は,社会の悪徳を非難する3万行の寓意詩『瞑想者の鏡』 Speculum meditantis,農民一揆と当時の社会不安を克明に描き出した1万行の寓意詩『呼ばわる者の声』 Vox clamantis,および七つの大罪を例証する恋の物語詩集『恋人の告解』 Confessio amantis (1390,93) で,いずれも書名はラテン語だが,本文はそれぞれフランス語,ラテン語,英語で書かれている。

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デジタル大辞泉の解説

ガワー(John Gower)

[1330ころ~1408]英国の詩人。チョーサーと親交があり、道徳的・教訓的な作品で知られる。代表作に、キリスト教の七つの罪を主題とする説話集「恋する男の告解」がある。

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百科事典マイペディアの解説

ガワー

英国の中世詩人。チョーサーの友人。おもな作品はラテン語で書いた《呼ばわる者の声》と英語で書いた《恋人の告解》

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ガワー Gower, Erasmus M.

1830-1903 イギリスの鉱山技師。
海軍軍人の父親の任地イタリアで生まれ,イギリスで鉱山学をまなぶ。安政6年(1859)ジャーディン-マセソン商会の社員として来日。幕府,新政府にやとわれ,北海道や佐渡など各地の鉱山調査にあたり,高島炭坑などの近代化にもつくした。明治13年離日。1903年12月16日死去。73歳。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガワー【John Gower】

1330?‐1408
中世イギリスの代表的詩人の一人。きまじめな道徳的性格をもって知られ,その作品もきわめて道徳的,教訓的である。同時代の大詩人チョーサーは,友人の彼を,〈道徳的なガワー君〉と呼んだ。最初フランス語(アングロ・ノルマン語)で《人間のかがみ》を,次にラテン語で《呼ばわる者の声》を,最後に英語で《恋人の告解》を書いた。はじめの2作品は痛烈な教会・社会批判であるが,彼の思想・心情は本質的に保守的であり,この点,同時代のラディカルな社会批判を展開した詩人ラングランドとは,一見共通しながらも,異質の詩人であった。

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大辞林 第三版の解説

ガワー【John Gower】

1330?~1408) イギリス中世の詩人。道徳的・教訓的な作品で知られる。代表作「恋人の告解」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガワー
がわー
John Gower
(1330?―1408)

イギリスの詩人。ケント州の名家の出身。終生地主として富裕な生活を送り、時の文化の中心である宮廷に出入りし、リチャード2世王の知遇を得た。チョーサーとも親交があり、周囲の尊敬を集めて「道徳的ガワー」とよばれた。晩年失明が伝えられ、ロンドン郊外のサザークSouthwarkの修道院(現、サザーク大聖堂)に葬られ、墓は現存する。ヨーロッパ大陸の伝統文芸に通じ、3か国語を駆使したが、作品は一般に「道徳的」傾向を示す。代表作『恋人の告解』(1390~1393、英語)は、宮廷恋愛と「七つの大罪」の主題を絡ませた構成で、種々の伝説を教訓的に物語る。『瞑想(めいそう)者の鏡』(1376~1379、フランス語)は人の罪深さとマリアの慈悲を説き、『叫ぶ者の声』(1377~1381、ラテン語)は社会の不正、教会の堕落を糾弾する。[高田康成]
『伊藤正義訳『恋人の告解』(1980・篠崎書林)』

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