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キリマンジャロ山 キリマンジャロさんMount Kilimanjaro

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キリマンジャロ山
キリマンジャロさん
Mount Kilimanjaro

タンザニア北東部,ケニアとの国境近くにある火山。アフリカ大陸の最高峰。山名はスワヒリ語で「輝く山」の意。東西約 80kmに及ぶ複合火山で,頂部は中央の主峰キボ(5895m),東南東のマウェンジ(5149m),西北西のシラ(3962m)の 3峰に分かれ,主峰は氷河に覆われている。1848年ドイツ人宣教師ヨハネス・レープマンおよびヨハン・ルートウィヒ・クラプフがヨーロッパ人として最初に頂上の雪を望見。1889年にハンス・マイヤーおよびルートウィヒ・プルトシェラーがキボの初登頂に成功,1912年にフリッツ・クルートがマウェンジに初登頂。山体はアフリカ大地溝帯(グレートリフトバレー)形成の際に地表に噴出した溶岩が凝固して形成されたもの。北東斜面山麓はキリマンジャロ国立公園に指定され,1987年世界遺産の自然遺産に登録された。南斜面の標高 1000m付近まではマサイステップと呼ばれる大草原が広がる。約 1300mまではサバナ地帯で,トウモロコシ,サイザルアサなどの栽培が行なわれる。1200~1800mの地帯には大コーヒー園や,バナナ,野菜などの栽培地があり,タンザニア第1の農産地帯。南麓 1600~3200mの間は大森林地帯。マウェンジの南西斜面では 4700m付近まで高山性ヒースや木性ノボロギクの荒地,ほかの斜面では 3900~4800mの地帯でところどころに高山植物が見られるにすぎない。それより高地にはコケ類のみが生育。南面の雪線は約 5000mであるが,北面ではさらに高く,頂上の直下にある。南麓のモシが観光基地。

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