クチナシ(梔子)(読み)クチナシ

百科事典マイペディアの解説

クチナシ(梔子)【クチナシ】

アカネ科の常緑低木。静岡県以西の日本や,中国,インドシナに産する。葉は対生で,濃緑色の楕円形,側脈が目立つ。6〜7月,芳香の強い径6〜7cmの白色の花を開く。花冠下部が筒形で,上部は大きく6裂し,落花前に黄変する。庭木や切花用に植えられ,八重咲,細葉,丸葉,斑入(ふいり)葉の品種もある。果実は紅黄色で,食品染料になる。

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世界大百科事典 第2版の解説

クチナシ【クチナシ(梔子) Gardenia jasminoides Ellis】

暖地にはえるアカネ科の常緑低木(イラスト)。花や実を観賞するため庭木とする。花は美しく香りがよいので,花飾や香水とし,三杯酢にして食べたり,乾かして茶の香りをつける。実は古来,黄色染料とされ,布をクチナシ染とし,無毒なので栗飯などに入れたり,きんとん,たくあん,クワイを染める。高さ1~5m。葉は対生,ときに3輪生,葉身は長い楕円形。托葉は片側が斜めに裂けている。花は6数性,葉腋(ようえき)に1花ずつつき,6~7月に咲く。

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