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クニーチ クニーチ Knietsch, Theophil Josef Rudolf

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クニーチ
クニーチ
Knietsch, Theophil Josef Rudolf

[生]1854.12.13. シュライセン
[没]1906.5.28.
ドイツの化学技術者。ベルリン実業大学聴講生を経て 1884年からバーディシェ・アニリン・ウント・ソーダ・ファブリーク (のちのイー・ゲー・ファルベン,現バスフ ) の研究員として活躍。接触式硫酸製造法に用いられる白金触媒の触媒毒に関して多年研究に従事,その根本因が二酸化硫黄中に含まれるヒ素であることを突止めた。

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百科事典マイペディアの解説

クニーチ

ドイツの化学技術者。ベルリン工業大学に学ぶ。のちバスフBASF)社に入社し,インジゴ合成法を改良する過程で,発煙硫酸の工業的製法を確立。ドイツ染料工業定礎者の一人。

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世界大百科事典 第2版の解説

クニーチ【Theophil Joseph Rudolf Knitsch】

1854‐1906
ドイツの化学技術者。接触式硫酸製造技術の確立者。ベルリン工業大学で化学と冶金学を学び,染料工場に勤務後,1884年,BASF(バスフ)社に入社。そこでナフタリンを原料とするインジゴの合成法の開発に従事した。この研究においては,製造工程で生成する亜硫酸ガスから発煙硫酸を回収することが重要な問題であった。彼はこの接触酸化反応の基本的性質を理論的および実験的に検討し,最適反応条件を決定して,発煙硫酸の工業的製造に成功した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クニーチ
くにーち
Theophil Josef Rudolf Knietsh
(1854―1906)

ドイツの化学技術者。ベルリン工科大学卒業。1898年、バーディシェ・アニリン・ウント・ソーダ・ファブリク社(現、BASF)において接触法による硫酸製造法の工業化に成功し、無機化学工業を一新した。19世紀後半、濃硫酸の需要は合成染料工業の発展により拡大したが、濃硫酸はそれまでの鉛室法では生産できず、硫酸鉄を乾留して得られていた。クニーチは白金を触媒として過剰の酸素の存在下で亜硫酸ガスを無水硫酸とする方法を完成した。この接触法硫酸製造法の工業化によって、アリザリンインジゴのような合成染料が大量に生産できるようになった。また1888年に塩素ガスの工業的液化法を完成した。[加藤邦興]

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