クラス

デジタル大辞泉 「クラス」の意味・読み・例文・類語

クラス(class)

《「クラース」とも》
学級。組。「クラスの担任」
等級。階級。層。「トップクラスの成績」「各社の幹部クラスが利用する料亭
オブジェクト指向プログラミング言語における、特定の機能や役割をもたせたプログラムのこと。
[類語]学級階級

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精選版 日本国語大辞典 「クラス」の意味・読み・例文・類語

クラス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] class )
  2. (学校の)組。学級。
    1. [初出の実例]「やはり此クラス〔中間(なかま)〕のお仁(ひと)にこそ」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一四)
    2. 「おれたちは同じクラスの中学生だった」(出典:小説の書けぬ小説家(1936)〈中野重治〉)
  3. 階級。階層。等級。
    1. [初出の実例]「社会の級(クラス)に交へられぬ一種の営業者の」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一一)
    2. 「『俺ならクラスは何級だろう』『何の?』『拳闘のさ』」(出典:太陽の季節(1955)〈石原慎太郎〉)
  4. 生物学で、部門。綱。

くら・す

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「くらわす(食)」の変化した語 )
  2. 打つ。たたく。なぐる。
    1. [初出の実例]「まだたはごとをつくか、さきつからくらしたくって手がむずむずするはへ」(出典:洒落本・文選臥坐(1790)河東の艷詞)
  3. 石などを投げて、あてる。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「クラス」の解説

クラス

IPアドレスのネットワークアドレスとホストアドレスを区切る際、規模別に分かれた分類方法。クラスA~Eがあるが、代表的なクラスはA、B、Cの3つ。それぞれ、ネットワークアドレスを先頭から8、16、24ビットに固定して割り振るという方法だ。3つのクラスの相違点は、ネットワークアドレスの長さ以外に、IPアドレスのうち先頭の3ビット目までにある。たとえば、先頭ビットが「110」(10進数では192~223まで)であればクラスCといった具合に、先頭の数ビットを見ればどのクラスに属するか、つまりネットワークアドレスが何ビットかすぐわかる。サブネットマスクを使わず、IPアドレスだけでネットワークアドレスがわかるので、ルーターの処理が小さく抑えられる。しかしこのクラスの概念では、たとえばホスト数が10台に満たないネットワークでも最小のクラスC(最大254ホスト)を割り当てなければならないなど、IPアドレス配布時の無駄が多くなってしまう。そこで現在では、CIDRと呼ばれる技術を使ってネットワークアドレスを自由に区切り、IPアドレス割り当て時の無駄を抑えている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラス」の意味・わかりやすい解説

クラス
class

ある名辞が適用される,したがってその名辞の示す性質を共通にもつすべての個体の集合。ある個体がそのクラスに属するか否かはその共通性質すなわち内包,意味によって定められる。 (→クラス論理学 , 述語論理学 , 外延 , 内包 )

クラス
Kras

ドイツ語ではカルスト Karst。スロベニア南西部,イストラ半島北部の石灰岩丘陵台地。イタリア北東部イゾンツォ川からイストラ半島東側のクバルネル湾北西岸まで,約 80kmにわたり広がる。標高 500~600m。浸食が激しく,地下水路,鍾乳洞などがある。荒地であるが,谷間ではブドウが栽培される。「カルスト地形」の名称はここのドイツ語名に由来する。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「クラス」の解説

クラス

一つあるいは複数の属性を共通に備える概念または事物の集合のこと.例えば,図書館というクラスは,図書・記録やその他の資料・情報を収集・整理・保管して利用に供する施設という特性を備えたものすべてを指す.クラスは,何らかの特性を適用して,さらに下位のクラスに区分することができる.例えば,図書館に設立母体という区分特性を適用し,国立図書館公共図書館,学校図書館などの下位クラスに区分することができる.

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岩石学辞典 「クラス」の解説

クラス

火成岩のCIPW分類の第一次の分類で,岩石の化学分析値から計算したサリック(salic)とフェミック(femic)の標準ノルム鉱物の相対的な比率を基礎にしている.persalic, dosalic, salfemic, dofemic, perfeicの7クラスが設定されている.

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世界大百科事典(旧版)内のクラスの言及

【スワヒリ語】より

…最後から数えて2番目の音節が自動的に高く発音される。バントゥー語の特徴である名詞クラスのシステム(名詞が人間,樹木,果物,小さい物体など,そのあらわす物の性質その他により何種類かに分類され,それぞれに特有の接頭辞をもち,さらにその同じ接頭辞が,名詞と結合する形容詞,動詞にも添えられる。これらの具体的な例については表を参照)は,スワヒリ語でもはっきりとあらわれており,アラビア語のkitāb(本)を小さい物体をあらわすki‐,vi‐クラスの接頭辞ki‐で再解釈して,ki‐tabuのように見なす現象も生じる。…

※「クラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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