クリシュナムルティ

百科事典マイペディア 「クリシュナムルティ」の意味・わかりやすい解説

クリシュナムルティ

南インド出身の国際的な宗教者,哲学者。最初は神智学協会と関係したが後に離れ,米国を本拠として世界各地で講演・出版活動を続けた。〈真理は道なき大地にあり,そこに到達できるのはいかなる宗教や教派でもない〉として,真理の探求形式を持ち込むことを否定。真理の探究や実現に重要なのは〈物事をあるがままに直視し,自覚により自らの置かれた状況を凝視すること〉として,人間の哲学,宗教性の向上を訴え続けた。現代インドを代表する世界的思想家とされた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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