コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

クレゾール クレゾール cresol

翻訳|cresol

7件 の用語解説(クレゾールの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クレゾール
クレゾール
cresol

化学式 CH3C6H4OH 。メチルフェノールのこと。 o -,m -,p -の3種の異性体がある。工業的にはこれらの混合物をさす。コールタールの低温乾留の際の 200~220℃の留分中に含まれる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

クレゾール(〈ドイツ〉Kresol)

コールタール木タールから得られる、無色または褐色の液体。フェノール類の一。殺菌力があり・消毒・防腐剤に、また合成樹脂の原料などに利用。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

クレゾール

フェノールのベンゼン核の水素原子メチル基で置換した化合物。別名メチルフェノール,ヒドロキシトルエン。無色〜淡褐色の液体。o‐体(融点31.0℃,沸点190.0℃),m‐体(融点11.9℃,沸点202.7℃),p‐体(融点34.7℃,沸点201.9℃)の3種の異性体がある。
→関連項目消毒薬防臭剤リゾール

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

クレゾール

 C7H8O (mw108.14).

 消毒,防腐剤,その他化学合成の原料などに使われる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

クレゾール【cresol】

(化学式)フェノールのベンゼン核についている水素原子をメチル基で置換した化合物であるメチルフェノールの総称。化学式C6H4(CH3)(OH)。o‐,m‐,p‐の3異性体がある。いずれもフェノール臭をもち,融点はそれぞれ31℃,11.9℃,34.7℃,沸点は191℃,202.7℃,201.9℃。いずれも無色または淡い黄色か茶褐色の油状の液体。非常に酸化されやすく,空気や光にふれるとしだいに暗褐色に変化する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

クレゾール【Kresol】

コールタールや木もくタールからとれる、薄い褐色で弱酸性の液体。フェノール類の一つ。特有の臭気をもつ。化学式 C6H4(CH3)OH オルト・メタ・パラの三つの異性体があり、工業的には三異性体の混合物をさす。殺菌力が強く消毒剤・防腐剤とするほか、起泡剤とする。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クレゾール
くれぞーる
cresol

殺菌消毒剤。オルト、メタ、パラの3異性体の混合物で、石炭タールから得られるが、現在は石油分解物の蒸留による方法や化学的合成によってつくられる。無色または黄色ないし黄褐色の澄明な液で、フェノールのようなにおいがある。水に溶けにくいのでせっけんと混和し、クレゾールせっけん液として消毒に用いられる。殺菌力はフェノールよりやや強く、毒性はやや弱い。日本薬局方にはクレゾール、クレゾールせっけん液、クレゾール水が収載されている。[幸保文治]

クレゾールせっけん液

処方はクレゾール500ミリリットル、植物油300ミリリットル、エタノール(エチルアルコール)50ミリリットル、水酸化カリウム63グラム、常水適量を加え、全量を1リットルとする。あらかじめ植物油とエタノールを加温しておき、水酸化カリウムを常水に溶かした液に加え、加熱してけん化しせっけんをつくり、これにクレゾールを加えて製したものである。黄褐色ないし赤褐色の粘性の液で特異なにおいがあり、水、エタノール、グリセリンとよく混ざる。かつては手指の消毒に1~3%の水溶液がよく用いられたが、逆性せっけんなどの、殺菌力が強くにおいのないものが開発されたため、現在はあまり使用されず、伝染病患者の排泄(はいせつ)物の消毒に5~10%液が、また器具の消毒に3~5%液が用いられるにすぎない。なお、この3%水溶液がクレゾール水である。[幸保文治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のクレゾールの言及

【殺菌剤】より

…当時,手術はイギリスの陸軍病院で65~90%,市民病院で26~60%の高い死亡率を示し,手術は死と同様に考えられていたが,この処置によって死亡率を大幅に低下させることに成功した。石炭酸と同様に石炭タール製品であるクレゾールは,コッホとその共同研究者により1887年に医療に使われた。クレゾールは近年は特有な臭気や排水規制のため使われなくなった殺菌剤の一つである。…

※「クレゾール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

クレゾールの関連キーワードチオフェノールフェノールアルキルフェノールパラジクロロベンゼンベンゼン環オルトフェニルフェノールペンタクロロフェノールビスフェノールビスフェノールAアミノフェノール

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

クレゾールの関連情報