与えられた縦,横の〈カギ〉をヒントにして,碁盤目に引いたます目のうちの空白の個所に言葉を入れていく遊び。基本形は縦横15のます目をもつ四角で,文字を入れない黒塗りの個所が左右対称に配列されたものである。1913年12月21日付の《ニューヨーク・ワールド》紙日曜版に載ったのが最初で,考案者はアーサー・ウィンArthur Wynne。この遊びは古くからある〈ワード・スクエアword square〉(四角連語)から派生したものと考えることができる。これは縦,横どちらに読んでも同じになるように単語を並べる遊びで,
ROME
OPAL ローマのねこ目石を
MAUL エラが壊す
ELLA
はその一例である。24年にクロスワードパズルの最初の本が出版されたのをきっかけにアメリカでブームとなり,イギリス,フランスその他各国に広まった。日本で,日本語による問題が最初に作られたのは1924年といわれている。現在でもアメリカやイギリスでは何種類もの専門誌が出ており,問題を解くための辞典や問題作成のとらの巻まで刊行されている。
執筆者:高木 茂
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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