クイズ(英語表記)quiz

翻訳|quiz

百科事典マイペディアの解説

クイズ

教師が生徒に試問するという意味もあるが,一般にはゲーム的な質問を指し,言葉による遊び,文字や絵による判じ物パズルなどがこれに当る。なかでも謎遊びが歴史的には最も古い。クイズに近代的な感覚を持ち込んだパズルが日本で盛んになったのは明治後半以降で,クロスワードパズルなどが現在でも人気を保ち,また出版物やテレビでもクイズは多く取り入れられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

クイズ【quiz】

教授の試問の意味もあるが,一般にはゲーム的な質問と解されている。しかしクイズにはっきりした定義はない。広い範囲で考えれば,ことばによるなぞ遊び,文字や絵による判じ物,知識や数理で解かせる出題図形を使った出題,パズルなどすべてこのなかに入る。なかでも歴史的に古いものはなぞ遊びで,古代民族のなかにはなぞを出題して客をもてなす風習をもつ民族もあったという。ギリシア神話に出てくるスフィンクスのなぞ解きや,戦国時代魏の話とされる中国の〈箸なぞ〉が知られている。

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大辞林 第三版の解説

クイズ【quiz】

問題を出して相手に解答させる遊び。また、その問題。 「 -番組」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クイズ
くいず
quiz

謎々(なぞなぞ)などの謎解きその他の考え物のこと。1791年、ダブリンの劇場支配人デイリーが造語したことばである。18世紀の終わりごろから流行俗語となった。本来は、教師が生徒に質問する口頭試問や簡単なテストの意であったが、現在はもっぱら、出題者の質問に対して機知や知識で即答する遊びをクイズとよんでいる。類似の意味のことばにパズルpuzzleがあるが、クイズはおもにことばや文章による出題に答えるものをいい、パズルは図形、イラスト、文字の配列などを使用し、ある程度考える時間が与えられる判じ物のことをいう。クイズということばは新しいが、謎解きの歴史は古く、紀元前3000年ごろの古代文明の時代にすでに幼稚なものが行われていたのではないかといわれる。そのうちでは、ソフォクレスによって伝えられたスフィンクスの謎「朝に四脚、昼に二脚、夜には三脚で歩く動物は何か?」がもっとも有名である。日本での起源は明らかでないが、平安時代中期の『拾遺(しゅうい)和歌集』や『清少納言(せいしょうなごん)日記』などのなかに謎解きの和歌や記事があり、鎌倉時代の『徒然草(つれづれぐさ)』のなかには宮廷の人々が「なになにとかけて、なにと解く」という「謎々遊び」に熱中しているさまが記されている。また、1516年(永正13)に刊行の後奈良院(ごならいん)御撰(せん)『何曽』の「母には二たびあひたれど父には一度もあはず―くちびる」の一節から新村出(しんむらいずる)博士がこの時代にハ音がfa(両唇摩擦音)であったと論証したことは有名である。江戸時代になると庶民的な遊びとして流行し、1624年(寛永1)に『謎乃本』、1706年(宝永3)に『御所なぞの本』が刊行されている。さらに「絵さがし」「迷路」などが行われるようになった。第二次世界大戦後は1946年(昭和21)12月にNHKのラジオ番組に「話の泉」、47年11月に「二十の扉」というクイズ番組が登場して人気をよび、週刊誌や雑誌にもいろいろなクイズが懸賞をつけて掲載されるようになり、その後ラジオ、テレビにはいろいろな趣向を加えたクイズ番組が放送され、現在では放送番組に欠かせない人気番組になっている。アメリカでも、1955年からCBSテレビが始めたクイズ番組「6万4000ドル」が爆発的な人気をよび、類似の番組が続々生まれたが、59年に、プロデューサーが事前に特定の回答者に正解を教えていたクイズ・スキャンダルが発覚し大きな問題となった。[倉茂貞助]
『柴田武他編『世界なぞなぞ大事典』(1984・大修館書店)』

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