クロマキー(読み)くろまきー

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

クロマキー

色相の差から作成した信号キーを使って、ビデオ画像の合成などを行う方法。画像中のある色を透明色として扱うことで、簡単に別の画像と合成できる。多くの場合、肌色補色である青い背景が用いられることが多い。

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大辞林 第三版の解説

クロマキー【chroma key】

テレビで用いられる画面合成技法。色合いの差によってある被写体だけを抜き出し、別の画面にはめこむもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロマキー
くろまきー
chroma-key

テレビ画面の合成手法の一つ。人がコーヒーカップに入ったり、空を飛んだり、外国の町で演技したりするように、動く人間などをそのまま別の画面にはめ込むことのできるもの。ニュースの字幕や幼児番組などに多く使用されている。カラーテレビのカメラから得られる三原色信号を利用して、その色(クロマ)の違いを鍵(かぎ)(キー)にして抜き取りたい被写体とバックを分離し、これを別の画面にはめ込むというのがその原理である。いま抜き取りたい被写体が人物である場合を考えると、肌色と補色の関係にある青の背景の前に人物を立たせてカメラで撮像し、その出力から青成分だけを取り除くと、背景は黒くなり、人物だけが取り出されることになる。この場合、人物の衣装や持ち物などに青系統の色を用いると、その部分のなくなった被写体が取り出される。青い衣装をつけると、顔と手足だけを抜き出すこともできる。一方、別のカメラではめ込む画面を撮影しておき、その映像信号と前述の抜き出した被写体の信号とを電子回路によって合成する。
 これまでは、合成画面の境界に不自然なジッター(ぎざぎざの線)や縁どりを生ずることが多く、ドラマなどには用いられなかったが、最近ではソフトクロマキー方式といって、被写体の影やガラス、さらにはたばこの煙などのような、淡い繊細な被写体もきれいに抜き出せるものが開発され、ドラマなどでも品質のよい合成画面が実現されるようになった。また、この手法は白黒テレビにも用いられ、クロマモンタージュとよばれている。[木村 敏・金木利之]

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