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クロモ

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海藻海草標本図鑑の解説

クロモ

からだは円柱状で全面に毛が密生しており柔らかくぬるぬるする。主軸から長い枝を出す事もあるがそこからさらなる枝は出ない。また,分枝しない個体も多 い。髄層は多数の糸状体からなり,表層からは長い褐藻毛と短くてやや曲がる褐藻毛がみられる。夏頃の個体では長い褐藻毛が脱落し軸部分が目立つようにな る。手触りは柔らくぬめりがあり丈夫だが,老成したものはやや硬くなる。生体は暗緑褐色〜濃褐色。

出典|千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

クロモ

トチカガミ科クロモ属の多年草。本州から沖縄までの湖や沼、川などに群生していたが、近年は外来種のオオカナダモコカナダモが増えて生育域が減っていると言われる。6〜8月ごろに花が咲き、濃緑色の葉は3〜6枚が輪のようにつき、茎は長く伸びる。

(2008-04-05 朝日新聞 朝刊 東京西部 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

クロモ

トチカガミ科の多年生の水草。日本全土,アジアオーストラリアヨーロッパに分布し,ため池や河川の水中に群生する。茎は枝分れして,長さ約60cm,線形の葉を数枚輪生する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

クロモ【water weed】

池や小川に生えるトチカガミ科の沈水性の多年草(イラスト)。茎は水中に長く伸び,各節に2~6枚の葉を輪生する。葉は長さ1~1.5cm,幅1~2mmで縁に鋸歯がある。雌雄異株で8~10月に開花する。雄花は葉腋(ようえき)の苞鞘(ほうしよう)の中に1個だけでき,花柄が切れて水面に浮き上がり開花する。萼片は3枚で卵円形,花弁は3枚で線形,淡紫色,ともに反りかえる。雄花は水面を風に押されて雌花に近づく。雌花は子房が苞鞘の中にあり,萼筒が細長く伸びて水面に達し開花する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロモ
くろも / 黒藻
[学]Hydrilla verticillata Casp.

トチカガミ科の沈水性多年生水草。茎は径約2ミリメートル、円柱形でやや堅く、折れやすい。葉は濃緑色、披針(ひしん)形で長さ1~2センチメートル。縁(へり)に鋸歯(きょし)が目だち、茎に1~2センチメートル間隔に3~10枚ずつ輪生する。雌雄異株、まれに同株。花期は6~10月で、雄花は各葉腋(ようえき)に1個ずつつく。雌花は葉腋から水面まで花柄を出し、水面上で受粉する。種子または殖芽で越冬する。世界の湖沼や河川に広く分布する。名は、葉の色に由来する。[大滝末男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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