新人段階の化石人類。フランス国境に近い、地中海に面したイタリア領内のグリマルディ遺跡から1901年に出土。同遺跡の四つの洞穴から多数のクロマニョン人骨が後期旧石器を伴って発見されていたが、そのなかの一つグロッテ・デザンファン(小児洞)とよばれる洞穴から、クロマニョン人骨とは形態の異なる2個体の人骨が出土した。これらは青年男子と成人女子のもので、ともに突顎(とつがく)が強く、鼻や顔面が幅広く、著しい長頭であることから、今日の黒人に似ているとされ、ネグロイド型、もしくはグリマルディ人種とよばれた。当時、このような人類がヨーロッパ大陸にクロマニョン人と共存したことに関心が抱かれたが、今日では、頭骨破片を組み立てる際の失敗による誤認と考えられている。
[香原志勢]
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フランス国境沿い,イタリア領地中海沿岸の洞窟遺跡群で19世紀末から20世紀初頭にかけて発見された人骨群。その一部は当初,ヨーロッパ起源の人種形成論の一環として,黒人の特徴を備えた古い人骨資料とみなされた。今では,これらはグラヴェッタ文化期のもので,2万8000年前より新しく,オーリニャック文化期のクロマニョン人よりも後の時代のヨーロッパ人集団の一つとみなされている。
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