ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グロスマン」の意味・わかりやすい解説
グロスマン
Grossmann, Henryk
[没]1950.11.24. ライプチヒ
ポーランド生れのフランクフルト学派系のドイツの経済学者。フランクフルト大学講師を経て,晩年はライプチヒ大学で教えた。主著『資本の蓄積並に崩壊の理論』 Das Akkumulations und Zusammenbruchsgesetz des kapitalistischen Systems (1929) で,第1次世界大戦前の E.ベルンシュタインらの修正主義に抗して,K.マルクスの資本主義崩壊論を O.バウアーの再生産表式の数学的モデルなどによって再定式化し論証を試みたことでかなりの反響を呼んだ。
グロスマン
Grossman, Vasilii Semënovich
[没]1964.9.14. モスクワ
ソ連の小説家。『ステパン・コリチューギン』 Stepan Kol'chugin (1937~40) ,『正義の事業のために』 Za pravoe delo (52) などの長編を書いた。
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