日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ケアンズ(オーストラリア)けあんずCairns オーストラリア、クイーンズランド州北東岸の都市。人口13万3199(2001)。同州最北部の地方中心都市で、海岸のサトウキビ地帯からの粗糖を、港から輸出、移出する。背後に肥沃(ひよく)なアサートン台地、前面にグレート・バリア・リーフを控え、冬季には避寒客が訪れる。ブリズベン(南へ道路で1500キロメートル余り)に航空路、鉄道、道路が通じる。1876年、金鉱基地として開かれた。名称は当時の植民地総督名に由来。[谷内 達] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例