ケアンズ(英語表記)Cairnes, John Elliott

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケアンズ
Cairnes, John Elliott

[生]1823.12.26. キャッスルベリンガム
[没]1875.7.8. ロンドン
イギリスの経済学者。ダブリンのトリニティ・カレッジを法学専攻で卒業後,経済学の研究に入り,1856年同大学経済学教授,また 59年ゴールウェーのクイーンズ・カレッジ経済学法学教授,66年ロンドンのユニバーシティ・カレッジ経済学教授に就任。その経済学理論は,D.リカード,N.シーニアー,J.S.ミルの流れをくむもので需要供給説を軸に展開されており,とりわけ異なる階層間には競争が存在しないことを打出した非競争集団の理論にその特色がある。また経済学は自然科学のような厳密な科学でなければならないこと,その方法は実験が不可能であるから帰納的ではありえず,演繹的であることを主張している。主著『経済学の性格と論理的方法』 The Character and Logical Method of Political Economy (1857) ,『経済学の若干の指導的原理の新展開』 Some Leading Principles of Political Economy Newly Expounded (74) 。

ケアンズ
Cairns

オーストラリア,クイーンズランド州北東岸の都市。ブリズベン北方約 1700km,東海岸沿いの鉄道,道路の終点。 1870年代に奥地の金とスズの鉱山のための基地,港湾として建設された。現在は同州最北部の中心都市。海岸平野サトウキビ地帯およびアサートン台地のタバコ,酪農地帯を後背地とした農産物の集散,加工,輸出,近くの熱帯雨林による木材,家具工業,グリーン島はじめグレートバリアリーフを控えた観光産業によって発展している。南のブリズベンおよび西のアサートン台地と鉄道で,国内各地およびパプアニューギニアと航空路で結ばれている。港に大規模な砂糖積込み施設がある。人口4万 9334 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

ケアンズ

オーストラリアのクイーンズランド州北東部にある都市。19世紀末から金,スズの発見とサトウキビの栽培で発展した。トリニティ湾に臨む港は,今もオーストラリアの主要な砂糖の積出港である。また周辺で生産される農畜産物の集散地で,酪農品や農産物の加工,木材加工なども行なわれている。沖合にはグレート・バリア・リーフが広がり,世界的な観光地として名高く,国際空港がある。人口12万3775人(2005)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケアンズ【Cairns】

オーストラリア,クイーンズランド州北東岸の都市。人口10万1000(1995)。海岸のサトウキビ地帯,背後のアサートン台地,前面のグレート・バリア・リーフをひかえた同州最北部の地方中心都市。港から粗糖を輸・移出する。州都ブリズベーンに航空路,鉄道,道路が通じる。熱帯気候で冬に同国南部から避寒客が訪れる。1876年開基(金鉱基地),1923年市制。市名は開基当時の植民地総督名に由来する。【谷内 達】

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大辞林 第三版の解説

ケアンズ【Cairns】

オーストラリア北東部、珊瑚さんご海に臨む港湾都市。鉄・スズ・ニッケルなどの輸出が多い。観光地としても有名。

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367日誕生日大事典の解説

ケアンズ

生年月日:1823年12月26日
イギリスの経済学者
1875年没

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精選版 日本国語大辞典の解説

ケアンズ

(John Elliot Cairnes ジョン=エリオット━) イギリスの古典派経済学者。アイルランド生まれ。リカードの経済学を基礎において、財の需給、生産費などについての理論を発展させた。主著「経済学の性格と論理的方法」。(一八二三‐七五

ケアンズ

(Cairns) オーストラリア東北部、太平洋に臨む都市。クイーンズランド州北部の一中心。グレートバリアリーフが前面に広がり、多くの観光客が訪れる。

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