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ゲリラ ゲリラ 〈スペイン〉guerrilla

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デジタル大辞泉の解説

ゲリラ(〈スペイン〉guerrilla)

小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。「ゲリラ戦」

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百科事典マイペディアの解説

ゲリラ

不正規武装団体の行う変則的戦闘行為,遊撃戦,転じてその組織をもいう。小戦闘を意味するスペイン語の〈ゲリリャguerrilla〉が語源。19世紀初頭のナポレオン戦争フランス軍を撃破したスペイン国民の抵抗戦に由来する。
→関連項目ウサマ・ビン・ラディン小野田寛郎時限爆弾スペイン独立戦争戦闘員レンジャー部隊

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世界大百科事典 第2版の解説

ゲリラ【guerilla】

独立した武装集団によって行われる不正規戦をいうが,現在ではそれに参加する者,あるいはその団体を指すことが多い。ナポレオンが1808年イベリア半島に出兵した時,スペインの農民たちは各地で抵抗し,彼らを5年にわたって半島に釘付けにした。この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。

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大辞林 第三版の解説

ゲリラ【guerrilla】

〔スペイン語で、小戦争の意〕
敵の後方や敵中を奇襲して混乱させる小部隊。遊撃隊。 「 -戦術」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲリラ
げりら
guerrilla

一般に不正規兵による遊撃的な戦闘や戦闘部隊をさす。もともとは「小さな戦争」を意味するスペイン語。正規軍の活動と連動しながら、独立した小部隊で敵の側面や後方に急襲・偵察を行うことは、すでに18世紀には「小戦」とよばれて、西欧諸国の軍隊で採用されていたが、19世紀初めにナポレオンの支配に反対して、スペイン人の小部隊が多数、反仏抵抗運動を展開したため、ゲリラが「小戦」の通称となった。ナポレオンはロシア戦役でもゲリラ(パルチザン)に悩まされている。ドイツの兵学者クラウゼウィッツはこうしたゲリラの闘争を、『戦争論』のなかで、侵略者に対する国民的な抵抗戦争の重要な要素として位置づけている。
 19世紀にはさらに、東欧の少数民族の反乱活動や、普仏戦争期の占領地でのフランス人の抵抗運動でも、ゲリラ型の武力闘争が採用されているが、列強の植民地支配の拡大とともに、各植民地での反乱や抵抗にも、ゲリラが数多く登場するようになった。20世紀に入ると、ロシア革命直後の同国での内戦や対干渉戦争でパルチザン活動が多用された。やがて中国革命の過程で、中国共産党は自覚的に不正規の遊撃戦を大々的に展開し、軍閥、国民党軍、日本軍と戦った。この経験は毛沢東(もうたくとう)の手で、持久型の「遊撃戦論」としてまとめあげられている。それによると、ゲリラ戦争は力の弱い被抑圧人民が侵略者との闘争でまず採用する、人民に依拠した遊撃戦であり、そのおもな目的は、敵を疲弊させ、味方の力をしだいに強固なものにする持久にある。ゲリラはやがて正規の人民軍へと成長し、この正規軍によって侵略軍との最終的な決着が行われる。毛沢東の「遊撃戦論」は、第二次世界大戦後の多くの民族解放運動に強い影響を与え、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの諸地域でゲリラ戦争が行われた。ベトナムのボー・グエン・ザップやキューバのエルネスト・チェ・ゲバラのような新しい理論家もそのなかで登場している。
 ゲリラ戦争の主要舞台は、虐げられた農民がおり、ゲリラの行動の自由も大きい農村であったが、1960年代には、都市においてもサボタージュ、テロルなどの可能性が試みられ、都市ゲリラという新しい形態が登場している。
 こうしたゲリラに対して、正規軍や公安部隊は、下部組織への浸透、根拠地急襲、戦略村の設定などの対抗戦術をつくり、また対ゲリラ用の特別部隊を編成していることも多い。現在では民族解放闘争とゲリラ戦争が密接に結び付けられているため、正規軍による不正規の遊撃戦は、一般にコマンド作戦とよばれるようになっている。また、ゲリラ鎮圧のための正規軍のゲリラ型作戦は、対ゲリラ戦という名称でよばれる。[山崎 馨]

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