局地戦争
きょくちせんそう
local war
世界戦争に対応する概念。今日までのほとんどの戦争は局地戦争である。限定戦争(limited war)は軍事力行使について地域、戦闘手段、攻撃範囲などを制限した戦争で、核時代の戦争の特徴であるが、局地戦争はその一つといえる。第二次世界大戦後の局地戦争には、大国による武力干渉、中小国間の武力紛争、国内戦、民族解放戦争など、さまざまなものがある。このうち国際紛争は、国際連合の平和維持機能を強めることによって解決されるべきであり、国内の紛争については内政不干渉の原則を守ることが求められている。
[藤井治夫]
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きょくち‐せんそう ‥センサウ【局地戦争】
〘名〙
② 一般に無
制限戦争に対して、地域、手段、目標を一定範囲に制限した戦争。制限戦争。
※憲法第九条をめぐる若干の考察(1965)〈丸山真男〉三「偶発戦争の可能性とか、局地戦争の段階的拡大(エスカレーション)の危険とか」
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きょくち‐せんそう〔‐センサウ〕【局地戦争】
1 地域的に限定された戦争。局地戦。
2 「限定戦争」に同じ。
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