コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

コクサギ Orixa japonica Thunb.

2件 の用語解説(コクサギの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

コクサギ【Orixa japonica Thunb.】

強臭のある1属1種のミカン科の落葉低木で高さ1.5~2mとなる(イラスト)。通常,山野の木の下に生える。紙質の葉は単葉で,1側に2葉ずつを出す変則的互生(コクサギ型葉序という)をし,倒卵形または長楕円形,長さ5~12cm,毛がなく,先端はとがり,基部は広いくさび形,通常ふちには鋸歯がない。雌雄異株で4月頃,葉腋(ようえき)に黄緑色の花をつける。雄花は総状花序で長さ2~4cm。花は4数性で径6mmぐらい,花弁には明点がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コクサギ
こくさぎ / 小臭木
[学]Orixa japonica Thunb.

ミカン科の落葉低木。高さ約2メートル。多く分枝し、特殊な互生葉序をなし、2枚ずつ枝の同側に葉を出す。葉は倒卵形ないし楕円(だえん)形で先はとがり、基部はくさび形、葉柄は短い。葉は光沢があり柔らかく、軟毛がある。雌雄異株。春に黄緑色の小花を枝の下方の葉腋(ようえき)につける。花は4数性。雌花は単出で、雄花は多数が総状花序をなす。果実は(さくか)で、果皮は硬く4個の分果に分かれる。本州から九州の低山地の林縁に生え、朝鮮半島南部、中国中部に分布する。名は、葉が臭気を有し、クサギより小形であることによる。葉は家畜のダニの駆除に用いられる。[古澤潔夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

コクサギの関連キーワード犬山椒肝木黒文字小臭木酸塊浜棗緋桐見返草花椒ウンシュウミカン

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コクサギの関連情報