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「コエンドロ」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…もう一つ〈こにし〉という珍しい名があるが,これは胡荽(こすい),胡と書き,コエンドロの古名である。コエンドロはコリアンダーで,いまの日本料理には使われないが,《和名抄》はこれを〈魚膾尤為要〉と魚の生食には必須だとしており,《延喜式》には宮廷での用途のため他の蔬菜(そさい)と並んで耕作の規定があり,天皇の食事にも用いられたことがわかる。 コショウは奈良時代から名が見られるが,はじめは薬用とされた。…
…コリアンダーcorianderともいう。地中海沿岸原産のセリ科の一年草または二年草。…
…肉と鳥の料理に使ったり甘い飲物にもふりかけて使う。 香菜芫荽,香荽,コエンドロ,コリアンダー。いため物やスープに,またはタレの中に刻みこんで使ったり,前菜の飾り付けや,魚と肉料理の上に散らして色と香りを添えるのに使う香味野菜。…
…たとえば,コショウは奈良時代以来輸入されていたが,室町時代以後うどんの薬味とされたくらいで,いっこうに用途がひろがらず,トウガラシが伝来するとまもなくその薬味の座をあけ渡してしまった。また,どういう使い方をされたのか不明だが,コエンドロ(コリアンダー)が天皇の食膳に供されるために栽培されていたことが《延喜式》に見えるが,その後はまったく使われた形跡がない。もし,日本の獣肉食がもっと盛んで多様化されていれば,これらの利用,栽培も続けられていたと思われる。…
※「コリアンダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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