ドイツの法学者。1878年ウュルツブルク大学教授、1888年以降ベルリン大学教授。コーラーの業績は、法史学、法哲学、比較法学、民法学、特許法といった法学ばかりでなく、美学、詩など広範な領域にわたり、「なんでもコーラーaller Kohler」とあだ名された。特許法、著作権法では開拓者的地位にあり、『ドイツ特許法提要』Handbuch des deutschen Patentrecht(1900)、『著作権および出版権』Urheberrecht an Schriftwerken und Urlagsrecht(1907)を残した。民法や法哲学でも教科書を著し、法史学では『法の一般的歴史』Allgemeine Rechtsgeschichte(1914)を書いた。学問方法論上コーラーは自ら新ヘーゲル派を称したが、彼にはヘーゲル哲学に本質的な弁証法がなかった。しかし、比較民族学的手法によって、比較法史学の先駆となった。また、国際法、民法、刑法などに関する5種類の法律雑誌を刊行した。
[佐藤篤士]
『小野清一郎訳『法の一般的歴史』(1953・日本評論新社)』
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