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コールレート(読み)こーるれーと

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

コールレート

金融機関同士の短期資金貸借市場「コール市場」での金利を指す。きわめて短い期間に回収できる、「呼べば応える」貸借市場であることから「コール(call)」の名が付いた。借り手から見たときには「コールマネー(call money)」、貸し手から見たときには「コールローン(call loan)」と呼んでいる。1985年7月から無担保コールが導入され、現在のコール市場の期間は翌日ものから1年ものまで金融機関同士で自由に設定できる。コールレートの刻み幅は当初1%に限られていたが、その後0.01%が追加され、2001年9月からは0.001%に変更されている。

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大辞林 第三版の解説

コールレート【call rate】

コール資金の貸借に用いられる金利。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コールレート
call rate

コール市場で成立する短期資金の貸借利率。コール市場は金融機関相互のごく短期の資金の貸借市場であり,金融の繁閑が最も敏感に反映されやすい。したがってコールレートの動きは金融情勢の動向を判断する重要な指標となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コールレート
こーるれーと
call rate

金融機関が短期金融市場、とくにインターバンク市場において短期の資金需給を表すコールを互いに貸借する場合の金利。コール資金は要求に応じて安全確実にすばやく回収でき、低利で大口の短期資金である。資金に余裕のある出し手の金融機関が資金を貸付け(コールローン)、資金不足の取り手の金融機関が借入れ(コールマネー)るが、一般に資金の出し手レートで代表される。これに仲介者の短資会社の手数料を加えたものが取り手レートとなる。日本でもっとも歴史のある短期金融市場の代表金利であり、高度成長時代には唯一の自由金利として、金融機関間の資金過不足の調整に大いに貢献した。
 アメリカのフェデラル・ファンド・レートと同様に中央銀行の金融政策の方向性を敏感に反映する政策金利であり、日本銀行は金融調節によって誘導目標に近づける。日本の場合、無担保コールレート(オーバーナイト物=翌日物)が該当し、短期金利の先行指標としての役割を担っている。日本銀行は1999年(平成11)2月から2000年8月まで短資会社の手数料を除くと無担保コールレート(オーバーナイト物)をゼロに抑えるゼロ金利政策を実施したが、その後2008年10月31日にその誘導目標を7年7か月ぶりに年0.5%から0.3%に引き下げ、12月19日にさらに0.1%まで引き下げている。[金子邦彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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