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イギリスの軍人,ベンガル総督(在任1786-93,1805)。七年戦争に参加後,アメリカ独立戦争に派遣されたが,1781年にヨークタウンの戦に敗れ降伏した。86年からベンガル総督として,マイソール戦争でイギリスの版図を拡大する一方,法律・裁判・行政の機構を確立した。すなわち,ザミーンダールとの間の永久査定制の確立,東インド会社職員の収賄防止と私貿易の禁止,裁判制度の確立や警察機構の確立などであり,それら諸機構の重要役職からはインド人は排除された。これらの制度は,若干の修正を受けつつも,長い間東インド会社の機構として存続した。1798年から1801年までの間アイルランド総督をつとめ,05年に再びベンガル総督となり,インドで病没。
→ザミーンダーリー制度
執筆者:柳沢 悠
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1738~1805
イギリスの貴族,軍人,植民地行政官。アメリカ独立戦争ではヨークタウンの戦いで敗軍の将となった。1786年,ベンガル総督(在任1786~93)となり,「コーンウォリス改革」と呼ばれる大改革を行政機構と軍隊について断行。93年にはザミンダーリー制を施行し,ベンガルにおける植民地行政の基礎を固めた。地方行政については,収税官と治安官に別の人物を任命する制度を整えた。これは「コーンウォリス・システム」と呼ばれ,マドラスの「マンロー・システム」と対比される。アイルランド総督を務めるなどした後,1805年,ベンガル総督に再任されたが任期途中で病死した。
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