サイクル(英語表記)cycle

翻訳|cycle

百科事典マイペディアの解説

サイクル

(1)物質の状態がある変化の後再びもとと全く同じ状態に戻るとき,これをサイクルまたは循環過程という。熱力学のカルノーサイクルなど。(2)周波数の単位。電気や音などの振動現象で,1秒間に同じ位相がめぐってくる回数をサイクル毎秒(記号c/s,cps)または単にサイクル(記号c)で表し,1c=1Hzである。→ヘルツ
→関連項目cps

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世界大百科事典 第2版の解説

サイクル【cycle】

(1)ある体系が一つの状態から出発して再び元の状態に戻るとき,この過程をサイクル,または循環過程cyclic processという。カルノーサイクルは典型的な例である。身近な例としては,2サイクルエンジン,4サイクルエンジンなどがある。(2)振動数(周波数)の単位。サイクル毎秒の略。c,c/s,cpsなどの記号を用い,1c=1Hzである。ヘルツ【鈴木 増雄】

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大辞林 第三版の解説

サイクル【cycle】

あるものの状態が一定の変化を経過した後、再び元の状態に戻ること。周期。循環過程。
振動数または周波数の単位の慣用呼称。 → ヘルツ
自転車。 「 - ショップ」 「 - レース」

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単位名がわかる辞典の解説

サイクル【cycle】

振動数・周波数の単位。ヘルツ(Hz)の慣用名。サイクル毎秒(記号は「c」、または「c/s」、または「cps」)で表す。

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精選版 日本国語大辞典の解説

サイクル

〘名〙 (cycle)
① 振動数、周波数の単位。サイクル毎秒。現在はヘルツを用いる。〔アルス新語辞典(1930)〕
② 物体が、ある状態から一定の変化をたどり、再び元の状態にもどること。熱サイクル、エネルギーサイクルなど。周期。循環過程。
③ 一定の周期で繰り返し循環すること。
※方丈記私記(1970‐71)〈堀田善衛〉六「ことばの使い方が、京都の連中よりはつねに時間的に一サイクル遅れていることの面白さ」
④ 自転車。〔舶来語便覧(1912)〕

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世界大百科事典内のサイクルの言及

【ガソリンエンジン】より


[発達の歴史]
 ガソリンエンジンの先駆となったのは,燃料としてガスを用いるガス機関であり,1860年ころルノアールJean Joseph Étienne Lenoir(1822‐1900)によってつくられた。N.A.オットーも1876年4サイクル火花点火式のガス機関を製作しているが,毎分回転数が200回程度で,馬力当りの重量も数百kgと重いものであり,燃料もガスであるため定置用に限られていた。83年G.ダイムラーは高速化により軽量化した小型4サイクルガソリンエンジンをつくり,85年二輪車を,86年四輪車を走らせた。…

【熱機関】より

…熱機関はエネルギー変換の媒体として作動流体を必要とするが,この作動流体は,高熱源から熱Q1を受けて高温・高圧の気体となり,膨張時に外部に仕事をし,残りの熱Q2を低熱源にすてて元の状態にもどるという過程を繰り返す。この一連の過程をサイクルといい,このとき,サイクルの熱効率ηはη=1-Q2/Q1で与えられる。加熱の前に作動流体を圧縮すると低熱源にすてる熱量Q2が減り,熱効率はそれだけ上昇する。…

【ヘルツ】より

…秒の定義を実現するのに用いられるセシウム時間標準器のだす周波数は9 192 631 770Hzと高い精度で値がわかっており,これが周波数の標準となる。以前はサイクル毎秒(c/s)あるいは単にサイクル(c)が用いられていた。名はドイツの物理学者H.R.ヘルツにちなむ。…

※「サイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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