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サイナス腺 サイナスせんsinus gland

6件 の用語解説(サイナス腺の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サイナス腺
サイナスせん
sinus gland

血洞腺ともいう。甲殻類の眼柄,または脳に接して位置する内分泌系器官。ここから放出される物質は,眼柄ホルモン,またはサイナス腺ホルモンと呼ばれ,体色変化,脱皮抑制,卵巣成熟抑制,血糖量調節,心臓拍動を高めるホルモンなど,いろいろのホルモンを含んでいる。

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デジタル大辞泉の解説

サイナス‐せん【サイナス腺】

sinus》甲殻類の眼柄(がんぺい)などにあって、脳や神経が分泌したホルモンを貯蔵し、血液中に放出する組織。血洞腺。→眼柄ホルモン

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

サイナス腺【サイナスせん】

甲殻類の眼柄中あるいは脳に接して存在し,脳,X器官その他の神経分泌細胞で作られた神経分泌物をたくわえ,血液中に放出する器官。内分泌腺ではないが,この腺から放出される物質はサイナス腺ホルモン(眼柄ホルモンとも)と呼ばれ,体色変化,脱皮抑制,卵巣成熟抑制などに働く。
→関連項目X器官ホルモン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

サイナスせん【サイナス腺 sinus gland】

甲殻類の眼柄内,眼柄をもたない種では脳と複眼とを結ぶ神経の一部に存在する厚い皿状で乳青白色の蛍光を発する組織。腺とよばれているが,X器官や他の中枢神経に分布する神経分泌細胞の軸索の一部の末端が集まっていて,ここから神経分泌物が体液中に分泌されるので,独立した内分泌腺とはいえない。したがって,しばしばX器官‐サイナス腺系として一括して扱われる。ザリガニのサイナス腺を電子顕微鏡で観察すると,少なくとも5種類の神経分泌顆粒(かりゆう)をもつ神経末端が区別される。

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大辞林 第三版の解説

サイナスせん【サイナス腺】

甲殻類の眼柄の中、または脳の近くにある組織。神経分泌細胞が分泌した物質を蓄えて血液中に放出する。放出される物質は、種々のホルモンで、眼柄ホルモン(サイナス腺ホルモン)と総称され、体色変化・脱皮抑制などに関与する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サイナス腺
さいなすせん

甲殻類の眼柄中あるいは脳に近接して存在する器官で、血洞腺ともいう。かつてはホルモンを生産する場と考えられたこともあったが、現在では、脳あるいは眼柄中のX器官の神経分泌細胞でつくられた神経分泌物質が、軸索を通ってここで貯蔵・放出される末端の神経血管器官であると考えられている。ここで血液中に放出されるホルモンには、X器官で生産される脱皮抑制ホルモン(脱皮ホルモンをつくるY器官の働きを抑制するホルモン)および卵巣成熟抑制ホルモン、脳で生産され体色変化に関係するいくつかのホルモンのほか、血糖量調節の働きがあるホルモンなどがある。[竹内重夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のサイナス腺の言及

【X器官】より

…神経分泌細胞は,その位置,含まれる顆粒(かりゆう)の状態,色素による染色性の特徴などから数種類区別される。これらの細胞の軸索の末端はサイナス腺に達し,ここからホルモンが体液中に分泌される。どの神経分泌細胞が,どのような生理作用をもつホルモンをつくるかについては,まだ明確にはなっていないが,眼柄,サイナス腺の除去や移植,また抽出物の注射などにより,色素胞刺激,卵黄形成の抑制,Y器官の抑制,水や無機イオンの代謝などの作用に関係していることが示されている。…

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