サムルノリ

デジタル大辞泉 「サムルノリ」の意味・読み・例文・類語

サムルノリ

《〈朝鮮語〉》伝統的な4種の打楽器演奏する、韓国音楽民俗芸能である農楽を、舞台芸術として再構成したもの。
[補説]サムルは漢字で「四物」と書き、ノリは「遊び・演技」の意。4種の打楽器とは、銅鑼どらしょう杖鼓じょうこのこと。

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百科事典マイペディア 「サムルノリ」の意味・わかりやすい解説

サムルノリ

朝鮮半島の新しい打楽器合奏。1970年代以降の草の根的な伝統芸能復興の機運から生まれたジャンルノンアク(農楽)の四つの打楽器(プク(太鼓),チン(大鉦),ケンガリ(小金),チャンゴ杖鼓))を使って,各地方の農楽の音楽的要素を〈聴く音楽〉へと発展させたもの。強烈な音響とスピード感を強調する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サムルノリ」の意味・わかりやすい解説

サムルノリ

韓国の民俗音楽およびそれを演奏するグループ。四物 (サムル) は杖鼓・太鼓・鉦・銅鑼 (どら) の4種の打楽器。ノリは遊び,または演戯の意味。 1978年に男寺党 (ナムサダン。放浪芸人集団) の子孫である4人の青年が現代の民俗芸術として再創造した。彼らの演奏には韓国各地の民衆の培ってきた伝統的なリズムが集約的に表現される。卓抜した技法による見事な演奏は日本やアメリカなど外国でも高い評価を得た。

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