コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

杖鼓 じょうこ changgo

8件 の用語解説(杖鼓の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

杖鼓
じょうこ
changgo

膜鳴楽器。朝鮮の大きな鼓形の太鼓。「長鼓」ともいう。中国の杖鼓を原型とする,胴が細くくびれた太鼓で,右側の皮面は細い笞で,左側は左手掌で打つ。右側の皮は薄く,左側の皮は厚く,両面は真紅の木綿の紐で締められている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

じょう‐こ〔ヂヤウ‐〕【×杖鼓】

チャング

チャング【杖鼓】

《〈朝鮮語〉》朝鮮半島で用いられる打楽器。全長約70センチの細腰鼓(さいようこ)で、左皮面は左手指で打って低音を、右皮面は細い桴(ばち)で打って高音を出す。雅楽・俗楽ともに使用。チャンゴ。じょうこ。

チャンゴ【杖鼓】

《〈朝鮮語〉》⇒チャング

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

杖鼓【じょうこ】

チャンゴ(杖鼓)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

じょうこ【杖鼓】

細長い胴の中央がくびれた砂時計型の両面太鼓。朝鮮の伝統音楽の代表的な楽器の一つで,唐楽と郷楽の宮廷音楽で用いられ,現在では正楽をはじめ,散調,雑歌,民謡,農楽,巫楽にいたるまで広範囲に使用される。細腰鼓(さいようこ)ともいう。全長約70~73cm,細腰部20~23cmが標準で一木作りの胴。左右の鉢形は,左の方が大きい。革面はいわゆる鼓(つづみ)と同様の方法で,円形の鉄の輪に張って作られ,直径約36~40cmで胴の端の直径より大きい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

じょうこ【杖鼓】

打楽器の一。大型の細腰鼓の一種で、左の鉢は大きく、右は小さい。左は左手指で、右は細い桴ばちで打つ。もと中国で用いられ、のち朝鮮に伝わり、民謡・劇楽の伴奏などに用いられる。チャンゴ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

杖鼓
じょうこ / チャンコ

朝鮮半島のもっとも代表的な両面太鼓で、ほとんどの朝鮮音楽の伴奏に用いられる。細腰鼓(さいようこ)ともいう。70センチメートルほどの砂時計型の胴体の両端に、円形の鉄枠(鉤鉄)に張られた皮面を当て、紅真糸製の紐(ひも)(縮縄)で互いに締め付ける。この縮縄を左右に移動させ張力を変えることによって、音を調節する。胴体はキリの一木製を理想とし、皮は右は薄い馬皮を、左は厚い生白皮(とくに白馬のものがよい)を用いる。通常、右面は竹製の桴(ばち)(杖)でたたき高音を、左面は左手のひらでたたき低音を出す。また、左手に木槌(きづち)を用いてたたくのはソル杖鼓といい、おもに農楽、巫(ふ)楽に使われる。
 杖鼓によって奏される基本的なリズム型は長短(チャンダン)とよばれ、各長短には、チンヤンジョ(緩)、チュンモリ(中庸)のように名称があり、テンポもほぼ決まっている。奏者は、長短とその変奏を駆使し、音楽を構成する。長短には3拍子を基本にしたリズム型が多い。[原谷治美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の杖鼓の言及

【太鼓】より

…緊張力は膜の取付け方法によって調節可能な場合がある。まず膜の周囲を枠状のものに巻き付け,次にその枠を紐や革帯などで胴にかがり付けた後,胴と革帯の間に楔(くさび)の機能を果たす丸棒などを挟んで締めぐあいを調節する方法(タブラムリダンガ)や,金属の輪や紐などによって,紐や革帯をしぼって緊張度を加減する方法(インドネシアのクンダン,朝鮮の杖鼓(じようこ),日本および中国の羯鼓(かつこ))などを用いて音高を整えるほか,脇の下に太鼓を挟み,演奏中に腕で紐を押しつけて音高を変える方法(アフリカのルンガlunga)もある。しかし最も繊細であるのは日本の小鼓(こつづみ)に見られる,一打ちごとに行われる調緒(しらべお)の締め加減の微妙な調節であろう。…

【鼓】より


[歴史]
 鼓はインドで発生したらしい。中国に伝わって細腰鼓(さいようこ)と総称され,胴の材に木・銅・土を用い,隋・唐代には腰鼓(ようこ),都曇鼓,毛員鼓(もういんこ),一鼓(いつこ)(壱鼓),二鼓,三鼓(三ノ鼓(さんのつづみ)),四鼓,杖鼓(じようこ)等があったが,宋代以後衰えた。杖鼓は杖(桴(ばち))で打つ鼓で,革面の片方が子牛皮,もう一方がヤギ皮というように異種を用いた。…

【腰鼓】より

…細腰鼓は日本の雅楽に使われ,能の大鼓,小鼓の祖となったといわれる。腰鼓は片桴(かたばち),両桴,両手,片桴・片手などの奏法があり,両杖鼓の名もある。片桴・片手のものを杖鼓ともいう。…

※「杖鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

杖鼓の関連キーワード胴の間腰鼓鼓藻特鰭壱鼓蜂の腰瓢箪形三ノ鼓大鼓・小鼓トクビレ(特鰭)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

杖鼓の関連情報