コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サラシナショウマ

百科事典マイペディアの解説

サラシナショウマ

北海道〜九州,東アジア山中の草地にはえるキンポウゲ科多年草。葉は大型で2〜3回3出複葉。夏〜秋,枝先に長さ20〜30cmの花穂を出し,小さな白色を密につける。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サラシナショウマ
さらしなしょうま / 晒菜升麻
[学]Cimicifuga simplex Wormsk.

キンポウゲ科の多年草。地下茎は太く横にはう。茎は高さ0.4~1.5メートル。根出葉は大形で3回3出複葉、小葉は卵形で鋭い鋸歯(きょし)があり、先端は急にとがる。8~10月、長さ約30センチメートルの細長い総状花序をつけ、白色で径約1センチメートルの花を開く。花弁、萼片(がくへん)は早い時期に落ち、白色の多数の雄しべが残る。温帯から亜寒帯の草原や林縁に生え、北海道から九州、および朝鮮半島、中国、東シベリア、カムチャツカ、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。名は、若葉をゆでて水にさらして食べることによる。根を干したものを漢方では薬とする。サラシナショウマ属は北半球に約15種分布し、日本にはこのほかにイヌショウマ、オオバショウマの2種がある。いずれも果実は袋果で、鱗片(りんぺん)のある種子がある。[門田裕一]

薬用

外面は黒褐色、内部は白色の根茎を漢方では升麻(しょうま)と称して、解熱、解毒、強壮剤として、麻疹(ましん)の初期、口舌の潰瘍(かいよう)、歯肉炎、脱肛(だっこう)などの治療に用いる。中国ではオオミツバショウマC. heracleifolia Komarov、フブキショウマC. dahurica (Turcz.) Maxim.の根茎も同様に用いる。[長沢元夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

サラシナショウマの関連キーワードルイヨウショウマレンゲショウマオオバショウマイヌショウマ野菜升麻類葉升麻蓮華升麻黒升麻野菜粟穂升麻晒菜鳥足

今日のキーワード

奨学金破産

学生が国の奨学金制度を利用したものの、返済の目途が立たずに自己破産すること。国内の自己破産の総件数は2003年をピークに減少傾向にあるが、このうち奨学金関連の破産は3000人前後の状況が続いており、1...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android