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サルディス Sardis; Sardeis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サルディス
Sardis; Sardeis

小アジア,リュディア古代都市。現トルコのイズミル近郊。交通の要地にありリュディア王国の首都として小アジアの政治的中心地であった (前7~6世紀頃) 。リュディア滅亡後アケメネス朝ペルシアの大守がおかれ,ダレイオス1世の築いた王の道が通り,引続き繁栄。前 133年にローマ領となり,属州リュディアの州都および司法行政の中心都市となった。 17年地震で破壊されたが,その後再建され,ビザンチン時代後期まで存続した。新約聖書『黙示録』の「七つの教会」のうちの一つの所在地であり最古の金銀貨幣の製造地としても有名。

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デジタル大辞泉の解説

サルディス(Sardis)

トルコ西部、イズミルの東方にある古代都市の遺跡。前6世紀、リディア王国の首都として繁栄。

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世界大百科事典 第2版の解説

サルディス【Sardis】

古代,小アジアのリュディア王国の首都。サルデスSardesともいう。特にクロイソス王の治世に繁栄し,ペルシアの治下でもその小アジア支配の中心地となった。トモロス山の豊かな鉱脈とヘルモス川流域の沃土に恵まれ,エーゲ海沿岸諸都市と小アジア奥地とを結ぶ交通の要地でもあった。美術,手工芸にすぐれ,金・銀貨が最初に鋳造された地でもある。前129年ローマの支配下に入った後も栄えたが,ビザンティン帝国末期にしだいに衰退した。

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大辞林 第三版の解説

サルディス【Sardis】

トルコ西部、イズミルの東にある古代都市の遺跡。リディア王国の首都。紀元前七~六世紀に繁栄。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サルディス
さるでぃす
Sardis

トルコ西岸、エーゲ海に面した町イズミル(古代名スミルナ)の東約86キロメートルにあった、リディア王国の都。紀元前7~前6世紀には小アジアにおける政治的、経済的中心地であった。サルディスは前546年アケメネス朝ペルシアの侵略で崩壊、前334年アレクサンドロスの攻略を受けている。前180~前130年にはペルガモン王国に編入された。1910~14年にアメリカのH・C・バトラーが、アルテミス神殿、1000を超す王国時代の墳墓を調査し、58年以降アメリカのG・M・A・ハンフマンが、3世紀前半のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)、ギムナジウム(体育館)、スタジアム(競技場)、そしてそれらの南西部で前554年ごろの神官団のものと推測される建築址(し)、ローマ時代の一般住居址群、浴場址などを発掘している。[大村幸弘]

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世界大百科事典内のサルディスの言及

【リュディア王国】より

…アナトリア南西部,ヘルモス川,マイアンドロス川に挟まれた地域を中心に,インド・ヨーロッパ語系のリュディア人が建てた王国。都はヘルモス川流域のサルディスで,前8世紀後半から前6世紀中葉にかけて繁栄した。リュディア王国の初期の歴史,とくにフリュギア王国と並行していた時代については明確でない。…

※「サルディス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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