コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サルノコシカケ

2件 の用語解説(サルノコシカケの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

サルノコシカケ

サルノコシカケ科やその近縁のキノコの総称。日本では4科約40属300種が知られ,ブナ林に日本特産種が多い。樹木の幹につき,半円形,木質で厚く堅く,上面には同心円紋があるものが多い。
→関連項目キノコ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サルノコシカケ
さるのこしかけ / 猿の腰掛

担子菌類、サルノコシカケ目サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科の菌類のうち、とくに木質で多年生となるキノコを総称した一般名。中国では「(こそんがん)」と書き、本草(ほんぞう)書でも眼を用いる。立ち木または枯れ木に生え、棚形か馬蹄(ばてい)形に発達し、年々成長を続けて厚さと幅を増す。数十年を経過した巨大なものは径1メートル、厚さ数十センチメートルにも達する。キノコの下面には無数の微細な管孔(くだあな)が密に並び、その内面に胞子をつくる。管孔は1年ごとに新しく下側に形成されるため、キノコを縦断すると管孔部には多くの層が認められる。サルノコシカケは種類が多く、分類には顕微鏡的特徴も加えなければならないが、縦断面の組織(傘の肉)の色で大別すると次のように分けられる。
(1)傘の肉が白色ないし黄白色で、針葉樹に生えるツガサルノコシカケ、エブリコ、オオシロサルノコシカケ、広葉樹に生えるカシサルノコシカケ、ニレサルノコシカケ(いずれもサルノコシカケ科)。
(2)傘の肉が黄褐色で、針葉樹に生えるモミサルノコシカケ、マツノカタワタケ、エゾノコシカケ、広葉樹に生えるコブサルノコシカケ、メシマコブ、キコブタケ(いずれもキコブタケ科)。
(3)傘の肉がチョコレート色で、広葉樹に生えるコフキサルノコシカケ(マンネンタケ科)。
(4)傘の肉が紫黒色で、広葉樹に生えるクロサルノコシカケ(サルノコシカケ科)。
(5)傘の肉が桃色ないし紫褐色で、針葉樹に生えるバライロサルノコシカケ(サルノコシカケ科)。
 これらはいずれも普通にみられる木材腐朽菌で、立ち木に侵入すれば心材または辺材を腐らせ、風倒、風折れの原因となる。こうしたことによって森林は壊滅的被害を受けることがある。また庭木、公園木、街路樹なども、こうした木材腐朽菌によって風折れとなることがあるので警戒しなければならない。ただし、木材腐朽菌が直接に木を枯らすことは少なく、木が材質腐朽病をおこして折れやすくなり、それが枯死の原因となることが多い。なお、サルノコシカケ科のカワラタケには制癌(せいがん)成分が含まれるといわれる。[今関六也]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

サルノコシカケの関連キーワード瓦茸猿の腰掛猪苓茯苓舞茸鱒茸雷丸針茸カワラタケシメジ

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

サルノコシカケの関連情報