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サワード al-Sawād

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サワード
al-Sawād

チグリス,ユーフラテス両川下流域の肥沃な沖積平野。現在のイラク共和国の中南部にあたる。7世紀にアラブが征服した最初の農耕地帯で,ウマイヤ朝アッバース朝時代を通じて帝国の最も重要な穀倉地帯の一つであった。主要生産物は小麦となつめやし。現在は塩害のためにかなり生産力が低下している。

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世界大百科事典 第2版の解説

サワード【al‐Sawād】

〈黒〉または〈黒い物体〉を意味するアラビア語。都市近郊の農耕地帯のほか,とくに現在のイラク共和国南部の肥沃な沖積平野をサワードと呼んだが,北限については諸説がある。前イスラム時代から南アラブが進出し,ヒーラal‐Ḥīraを首都としてラフム朝を建設していた。633年夏,ハーリド・ブン・アルワリードは,ヤマーマにムサイリマを破った後,付近の遊牧民の長ムサンナーの勧誘に応じてサワードに遠征し,ヒーラを攻略した。

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