サンマロ(英語表記)Saint-Malo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンマロ
Saint-Malo

フランス西部,ブルターニュ地方イルエビレーヌ県にある都市。サンマロ湾に注ぐランス川河口三角江の右岸に位置する。リンゴ,ジャガイモ,カリフラワーなどを輸出し,石炭木材,ワインなどを輸入する貿易港で,北洋タラ漁トロール船団の基地でもある。聖バンサン聖堂 (12~17世紀) ,14~15世紀の城 (内部に歴史博物館がある) ,裁判所,市を囲む塁壁 (12世紀) などの古い建造物が残り,砂浜,プール,カジノその他各種行楽施設の整った重要な観光地で,鉄道,道路によりレンヌと結ばれ,チャネル諸島ジャージーおよびイギリスのサウサンプトンとの間には船便がある。作家 F.シャトーブリアンの生地。 1967年,市の西方約 10kmのランス川三角江にダムが建設され,潮汐発電が行われている。人口4万 9274 (1990) 。

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デジタル大辞泉の解説

サン‐マロ(Saint-Malo)

フランス北西部、ブルターニュ地方、イル‐エ‐ビレーヌ県の都市。ランス川の河口に位置し、イギリス海峡のサンマロ湾を望む。16世紀にはコルセールとよばれる海賊私掠船が活動し、同国随一の港町として栄えた。12世紀建造の城壁に囲まれた旧市街には、現在博物館になっている15世紀のサンマロ城、サンバンサン大聖堂などの歴史的建造物がある。沖合のグランベ島とプチベ島には干潮時に歩いて渡ることができる。ロマン派の作家シャトーブリアンの生地で、グランべ島にがある。

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