デジタル大辞泉
「てて」の意味・読み・例文・類語
てて[格助・接助]
[格助]《格助詞「とて」の音変化》名詞、文の終止した形に付く。引用を表す。…といって。
「何やら目出たい祝ひぢゃ―、大きな重箱に目へ入る様な餅七つ」〈浄・手習鑑〉
[接助]《接続助詞「とて」の音変化》助動詞「じゃ」「た」の終止形に付く。…といっても。…としても。
「いかやうに言ひやった―言ひ負けて居ませうかいの」〈伎・浅間嶽〉
[補説]近世、特に前期の上方で用いられた。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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て‐て
- 〘 連語 〙 ( 「といひて」「というて」の変化したもの ) =とて
- ① ある事を理由にして後のことを述べるのに用いる。…というので。
- [初出の実例]「ていしゅが、でけたてて、いかふよろこぶは」(出典:狂言記・萩大名(1660))
- ② 逆接の意を表わす。…といったって。…であっても。
- [初出の実例]「誰ぢゃてて傾城に成りたうて成る者は一人もない」(出典:歌舞伎・傾城江戸桜(1698)中)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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テテ
Tete
モザンビーク中西部の都市。テテ県の行政庁所在地。ベイラ北北西約 420km,ザンベジ川沿岸に位置。 1506年頃ポルトガル人が付近で金を発見,金と象牙の交易所を設けたのが町の起源で,31年に町が建設され,17世紀中頃にはポルトガル人の内陸への重要な進出基地となった。商工業中心地で,近くに世界有数の埋蔵量を有するとされるモワティゼ炭鉱があるほか,鉄鉱石,ルチルなども採掘され,国の経済発展における重要地域となっている。 16世紀中頃の教会が残る。人口 11万 2221 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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テテ
てて
Tete
アフリカ南東部、モザンビーク北西部にあるテテ州(人口114万9000。1997)の州都。ザンベジ川下流域の右岸に位置する。人口10万4832(1997)。かつてアラブ人およびポルトガル人奴隷商人の奴隷狩りの中心地で、キリスト教伝道の基地でもあった。現在も多くの教会が残っている。18世紀に付近で金鉱脈が発見され、ゴールド・ラッシュが起こった。現在はザンベジ川をせき止めたカボラ・バッサ水力発電所のダム・サイトの町として知られる。
[林 晃史]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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