シュー(古代エジプト神話)(読み)しゅー(英語表記)Shu

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シュー(古代エジプト神話)
しゅー
Shu

古代エジプトの神話で、原初の創造神から生まれた男神。同時に生まれた女神テフヌトの兄にあたり、シューは空気を、テフヌト水蒸気を表した。この2神はしばしば2頭のライオンの姿で表される。また、この2神から地の男神ゲブと天空の女神ヌトが生まれたが、父神シューは、初め抱き合っていた2神を引き離したといわれ、墓陵壁画などには、頭上羽毛をのせ、上方のヌトを支える姿で表されている。その崇拝の中心地はレオントポリス(ライオンの都)であった。

矢島文夫


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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