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シンクレティズム シンクレティズム syncretism

翻訳|syncretism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シンクレティズム
シンクレティズム
syncretism

違った背景をもち,互いに異質の宗教や哲学的・神学的立場を妥協させようとする行為またその結果をいう。語源は,内部で抗争していたクレタ島人が争いをやめて外敵に共同であたったことをさす synkrētismosである。

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デジタル大辞泉の解説

シンクレティズム(syncretism)

起源の異なる複数の宗教的要素が習合して信仰されていること。神道仏教の習合、道教と仏教の習合、ヒンズー教と仏教の習合など、さまざまな形態がある。諸教混淆(こんこう)。

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百科事典マイペディアの解説

シンクレティズム

異なる文化の相互接触により多様な要素が混淆・重層化した現象をさす。宗教について用いることが多い。例えば日本の神仏習合など。元来異質な神格や教義が混在・融合して一つの宗教体系をなしている場合や,同一社会に複数の宗教体系が併存し人々が状況に応じて関与する場合などがある。
→関連項目ブードゥー

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世界大百科事典 第2版の解説

シンクレティズム【syncretism】

ギリシア語シュンクレティスモスsygkrētismosに由来する語。本来は〈統合〉を意味し,のち相互に対立・相違する神学上・哲学上の見解を和解・融合させようとする試みを指すようになった。無節操,折衷などしばしば軽べつ的なニュアンスで用いられることもある。具体的にはルネサンス期における東方教会ローマカトリック教会の合同の試み,17世紀におけるルター派と他のプロテスタント諸派,ローマ・カトリック教会との合同の試みなどがあげられる。

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大辞林 第三版の解説

シンクレティズム【syncretism】

一般に、互いに調和しない教説を折衷、結合しようとする態度をいう。特に宗教の領域で、それぞれ異なった内容や伝統をもつ観念・教義・儀礼などを混交する態度や傾向のこと。一七世紀ドイツのプロテスタンティズムとカトリシズムとの統合、日本における神仏習合などはその例。重層信仰。諸教混交。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンクレティズム
しんくれてぃずむ

異なる複数の文化・宗教が接触して混交している状態・現象。この言葉が現代につながる意味で使われ始めたのは17世紀で、プロテスタントとカトリックの対立を超える全世界の教会の一致がシンクレティズムと呼ばれた。その後、初期キリスト教に対する異教の諸影響が明らかにされるなか、比較宗教学の進展とともに宗教や文化一般を論じる言葉として定着した。文化・宗教間の接触に伴う現象一般をさすこともあるが、諸宗教の多元的共存などとは区別されることが多い。日本宗教での典型例には中世以降の神仏習合があり、修験道(しゅげんどう)もその成立に際して仏教・道教・神祇信仰など諸宗教間の接触が不可欠だった。[遠藤 潤]

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世界大百科事典内のシンクレティズムの言及

【ラテン・アメリカ】より

…グアテマラのマヤ・インディオの居住するチチカステナンゴの町のサント・トマス教会では,公然とマヤ古来の宗教行事が教会の内外で行われている。こうした習合現象syncretismは,インカ帝国の版図であったペルー,ボリビア,エクアドルなどの高地住民の間にも顕著にみられ,人口集中地域でのキリスト教化が集団改宗の形をとらざるをえなかったことに,その原因の一端がうかがえる。強制と集団洗礼からは内実のある改宗を望むことは無理である。…

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