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シンフェロポリ

百科事典マイペディアの解説

シンフェロポリ

ウクライナの都市。クリミア半島の南部にあり,機械,織物,食品などの工業が行われる。保養・観光の中心地。15世紀よりアク・メチェトAk-Mechet'と称するクリミアタタール人の町。
→関連項目クリミア自治共和国

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世界大百科事典 第2版の解説

シンフェロポリ【Simferopol’】

ウクライナ南部,クリミア自治共和国の首都。人口35万3000(1991)。クリミア半島の交通の中心として,観光基地の役割を果たす。前4~前3世紀にはスキタイ人の王国の首都ネアポリスNeapolisとして栄え,黒海沿岸のギリシア植民都市と交渉をもった。のちタタール人の要塞ケルメンチクKermenchikとなり,15世紀よりアク・メチェトAk‐Mechet’と称するタタール人の町となった。現在のシンフェロポリはこのアク・メチェトに隣接してロシア人の植民市として1784年に建設された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンフェロポリ
しんふぇろぽり
Симферополь Simferopol’

ウクライナ南部、クリミア州の首都。人口34万4000(2001)。クリム(クリミア)山脈北麓(ほくろく)の乾燥した平野に位置する。モスクワからの直通列車が発着し、CIS(独立国家共同体)主要都市と空路でも結ばれる。クリミア観光の基点で、当市からクリミア南岸の多くの保養地へは長距離トロリーバスが通じている。農産物缶詰、ぶどう酒醸造、香油・香水などの製造、食肉、乳酪製品、たばこ、トリコット製品などの軽工業が盛んであるが、食品工業用プラント設備、テレビ受像機などの工場もある。また、総合大学ほか2校の高等研究教育機関、3劇場、郷土博物館、絵画館が置かれている。市の起源は古く、紀元前3世紀には古代ギリシア植民地ネアポリスが存在し、のちタタール人の要塞(ようさい)ケルメンチクが構築された。さらに15世紀にはトルコの要塞アク・メシェットがつくられ、これが直接の起源となり、1784年に市制を敷いた。[渡辺一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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