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シーザーとクレオパトラ Caesar and Cleopatra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シーザーとクレオパトラ
Caesar and Cleopatra

イギリスの劇作家 G.B.ショーの戯曲。5幕。 1898年執筆。アマチュア劇団によって,1901年にシカゴで初演。専門劇団による初演は,06年 10月 30日,J.フォーブズロバートソンによるニューヨーク公演。 16歳のクレオパトラと,彼女に寛容な支配者としての成長を期待する 54歳のシーザーが主人公。従来のロマンチックな英雄観を排し,シーザーを一人の常識人として描き,そのなかに現代の政治や社会や文明に対する風刺がこめられている。 49年の C.ハードウィックと L.パーマーのニューヨークの舞台,51年のロンドンにおける L.オリビエと V.リーの舞台が有名。 44年映画化。

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デジタル大辞泉プラスの解説

シーザーとクレオパトラ

1946年製作のイギリス映画。原題《Caesar and Cleopatra》。バーナード・ショーの戯曲を映画化。監督:ガブリエル・パスカル、出演:クロード・レインズ、ビビアン・リー、スチュアート・グレンジャーほか。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シーザーとクレオパトラ
しーざーとくれおぱとら
Caesar and Cleopatra

イギリスの劇作家バーナード・ショーの五幕史劇。1898年作、1901年初演。紀元前48年のエジプトが舞台で、スフィンクスの胸中に眠る16歳のおてんば娘(クレオパトラ)と、偶然その前に立った老紳士(シーザー)との会話から始まる。ショーは「現代古典俳優のための偉大な古典テーマ」というが、喜劇的タッチでロマンスの皮をはぎ、通説の英雄の幻想を破ったものである。この劇のシーザーは現実主義に徹した、独創的な力のある男で、『運命の人』のナポレオンと同じくショー流の英雄で、政治と人生を教え込んで小娘の女王を成長させ、エジプトを去る。1945年映画化。[菅 泰男]
『山本修二訳『シーザーとクレオパトラ』(岩波文庫)』

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