ジェール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジェール

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ジェール
Györ

ドイツ語ではラープ Raab。ハンガリー北西部の都市。スロバキアとの国境に近く,ドナウ川の多数の支流が集る小アルフルド平野の中心をなす。ブダペストウィーン間の交通の要地。古代からの集落で,17世紀にはトルコに対する軍事拠点であった。周辺の肥沃な平野に産するコムギブドウなどを集散,加工する。伝統的な麻布,毛織物のほか,19世紀以後は近代的な工業も発達。付近にウマの飼育で有名なキシュベールの町がある。人口 12万 9598 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

ジェール

ハンガリー北西部,ジェール・ショプロン県の県都。スロバキア国境に近く,ドナウ川の支流が合流する河港市。鉄道の中心で,機械,車両,繊維,食品加工などの工業が行われる。12世紀の聖堂があるほか,バロック式建築も多い。ローマ帝国時代の陣営跡に創設。中世に穀物貿易の拠点として発展。13万人(2011)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジェール【Györ】

ハンガリー北西部,ブダペストとウィーンの中間に広がるハンガリー小平原の北端にある都市。ドナウ川に面し支流の合流する地点として,〈四つの川の町〉といわれる。ドイツ語でラープRaab。ジェール・モション・ショプロン県の県都。人口12万7000(1996)。ローマ時代はアラボナArrabonaとよばれた。イシュトバーン1世治下に司教座が置かれる。オスマン・トルコの支配は短く(1594‐98),中世以来ドナウ経由の穀物貿易の拠点として発展。

ジェール【Louys de Geer】

1587‐1652
オランダの企業家。リエージュの生れ。信仰上の理由でアムステルダムに移住後,鉄の取引と武器弾薬の製造業で巨万の富を築いた。後にスウェーデン国王グスタフ・アドルフに迎えられ,義兄のトリップとともに大規模な製鉄・製銅業をおこし,オランダ,スウェーデン,フィンランドの3国にまたがる大財閥をつくりあげた。スウェーデン王室に対する大金融業者の役割も演じ,後にスウェーデンの貴族に列せられた。【佐藤 弘幸】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジェール
じぇーる
Gyr

ハンガリー北西部、ジェール・モション・ショプロン県の県都。小平原(キシュ・オルフェルド)最大の都市。人口12万9412(2001)。ドナウ、ラバなど四つの川が交わる水陸の交通の要衝。ハンガリー第3位の工業都市で、第二次世界大戦後、機械・金属工業(車両、橋梁(きょうりょう))が著しく発展した。ほかに冶金(やきん)、繊維、木工、食品工業などがある。市内には、ローマ時代の城塞(じょうさい)跡、大聖堂、地理学者クサンタスJnos Xantusの記念博物館などがある。[古藤田一雄]

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