コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ジャケツイバラ

百科事典マイペディアの解説

ジャケツイバラ

カワラフジとも。東北南部〜沖縄,東アジアの山野,河原にはえるマメ科つる性落葉低木。茎や葉には,鉤(かぎ)状の鋭いとげがある。葉は2回羽状の偶数複葉,小葉は楕円形で長さ1〜2cm,裏は白い。
→関連項目スオウ(蘇芳)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ジャケツイバラ【Caesalpinia decapetala (Roth) Alst. var.japonica (Sieb.et Zucc.) Ohashi】

山地の河原,川岸,林縁など日当りのよいやや湿地を好むマメ科のつる性低木で,枝に鋭くとがったかぎ形のとげが無数にあり,多数の黄金色の美しい花を長い穂につける。和名は蛇結茨の意で,とげだらけの枝がもつれながら伸びている様子をヘビがからみ合っているように見立てたという。幹は長く伸びて他の樹木をおおうこともあり,枝は赤褐色でよく分枝する。葉は互生し,2回羽状複葉で,羽片は3~8対あり,1枚の羽片に5~10対の偶数個の小葉がつく。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジャケツイバラ
じゃけついばら / 蛇結薔薇
[学]Caesalpinia decapetala (Roth) Alston var. japonica (Sieb. et Zucc.) Ohashi

マメ科の落葉藤本(とうほん)(つる植物)。高さ1~2メートル、枝はつる状に長く伸び、じょうぶで鋭くとがる刺(とげ)をつける。葉は大きく、長さ20~40センチメートル、2回偶数羽状複葉で、葉軸にも逆刺がある。小葉は長楕円(ちょうだえん)形で長さ1~2センチメートル。4~6月、枝先に長さ20~30センチメートルの総状花序をつけ、鮮黄色の花を多数つける。花は左右相称で横向き、径2.5~3センチメートル。10本ある雄しべは離生し、花外に突き出て、葯(やく)は赤い。豆果は楕円形で長さ7~10センチメートル。山地や河原などの陽地に生え、山形、宮城県以西の本州、四国、九州、沖縄に分布する。名は、つるが蛇の絡む姿に似ていることに由来する。
 本種の漢字名として中国名の雲実をあてることがあるが、雲実はジャケツイバラの母変種をさす。これは下痢止め、マラリアの薬、駆虫薬などにする。[立石庸一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ジャケツイバラの関連キーワードジャケツイバラ(蛇結茨)ムユウジュ(無憂樹)スオウ(蘇芳)根粒バクテリアマダガスカルカワラフジタシロマメ加波良不知左右相称カッシアセンナ猿捕茨黄皀莱猿掛原花皀莢河原茨小判木河原藤蛇結虵結

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android