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ジャヌカン ジャヌカン Janequin, Clément

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジャヌカン
ジャヌカン
Janequin, Clément

[生]1473頃.シャテルロー
[没]1560頃.パリ
フランスの作曲家。ボルドーとアンジューで仕事をしたのち,1549年パリに移った。 55年以後王室付き教会の聖歌隊員となり,アンリ2世から王室付き作曲家としての名誉ある称号を受けたが,王室の経済事情が悪く,称号にふさわしい待遇を受けることもなく貧困のうちに没した。

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百科事典マイペディアの解説

ジャヌカン

フランスの作曲家。16世紀フランスの多声シャンソンを代表する作曲家。初期の経歴はほとんど判っていない。ボルドー近在の教会で司祭を歴任後,庇護者の死(1529年)をきっかけに北方のアンジェに移住。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジャヌカン【Clément Janequin】

1485ころ‐1558
フランスの作曲家。生涯の前半の詳細は不明だが,1534年からはアンジェと地方都市の教会で職を得るかたわら多声(4~6声)のシャンソンを多数作曲し,当時最大のパリの楽譜商アテニャンAttaingnantのもとから出版。49年以降パリに定住,ギーズ公ジャン・ド・ロレーヌの知遇を得てその礼拝堂司祭,次いで王室礼拝堂歌手,没年近くに王室作曲家となったが,いずれも名誉称号にすぎなかったと思われる。作品には世俗シャンソンおよそ250曲,自作シャンソンに基づくミサ曲2,モテット集1冊,詩篇歌曲集2冊,宗教的シャンソン曲集2冊があり,彼ひとりのための曲集が多く編まれるなど,当時の最も人気ある作曲家の一人であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジャヌカン
じゃぬかん
Clment Janequin
(1485ころ―1558)

フランスの作曲家。シャテルローに生まれる。ボルドー、アンジェで活躍したのち1549年にパリに移り、晩年を国王の宮廷礼拝堂の一員として活動し、同地に没した。16世紀前半にパリや国王の宮廷を中心に繁栄したポリフォニー・シャンソンの作曲家のうち最大の人物で、およそ250曲のシャンソンを残した。そのほとんどは四声作品で、親しみやすい旋律をもち、ホモフォニーとポリフォニーの技法を巧みに融合した様式によって書かれている。歌われた主題は男女間の率直な恋の喜びや悲しみが多く、赤裸々な性の描写を行っているものもかなりある。また、鳥の鳴き声や戦争の模様などを描写した曲も代表作として知られている。彼は宗教曲の分野でも多くの作品を残したが、とくに詩人マロがフランス語訳した「詩篇(しへん)」に作曲したユグノーの詩篇曲は重要である。[今谷和徳]

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世界大百科事典内のジャヌカンの言及

【シャンソン】より

…ジョスカン・デ・プレら盛期フランドル楽派においてはさらに,全声部が同じリズムで進行するホモフォニックな部分が適宜挿入され,ポリフォニックな部分との対比づけや楽節区分の明確化を図る手法も目だってきた。 16世紀中葉に向かい,それまでフランドル楽派のいわば国際的様式の中にあったシャンソンは,C.ジャヌカン,セルミジClaudin de Sermisy(1495ころ‐1562),セルトンPierre Certon(?‐1572)ら生粋のフランス人作曲家を中心とするパリ楽派の興隆とともに真にフランス的性格をもつものへと変容し,ここに多声部シャンソンの黄金期が築かれた。今日も広く愛唱されているセルミジの《花咲く齢にある限りTant que vivray》に見られるとおり,4声部で,歌詞の1音節に1音ずつをあてはめる音節作法を軸に,全体はフランス語の語感を生かした軽妙な音の運びが際だつ。…

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