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ジュオー Jouhaux, Léon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジュオー
Jouhaux, Léon

[生]1879.7.1. パリ
[没]1954.4.28. パリ
フランスの労働運動家。 16歳で労働者となり,1909年フランス労働総同盟 CGT書記長。第1次世界大戦前はドイツの労働者と反戦運動を展開,戦中は CGT多数派とともに政治行動排撃,階級闘争主義の立場を捨て政府協力に転向,左派と対立した。 16年,のちの国際労働機関 ILOの構想を発表,19年のパリ和平会議にも出席した。 36年人民戦線内閣下のフランス銀行理事。同年共産党員の CGT復帰を認めた。 41年ビシー政府に逮捕され,43~45年ドイツで収容所生活をおくり,45年帰国,再び CGT書記長となった。同年世界労連 WFTU副議長。 47年 CGTと決別,48年反共的新組織「労働者の力」 FOを結成。 49年国際自由労連 ICFTUの設立に貢献した。 51年ノーベル平和賞受賞。

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デジタル大辞泉の解説

ジュオー(Léon Jouhaux)

[1879~1954]フランスの労働運動指導者。1909年からフランスの労働総同盟書記長。労使協調主義を唱え、第二次大戦後、共産党影響力が増大したため脱退し、労働組合「労働者の力」を結成。1949年に国際自由労連の創設に参加。1951年、ノーベル平和賞受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジュオー【Léon Jouhaux】

1879‐1954
フランスの労働運動指導者。マッチ工場の労働者として21歳でストライキを指導し,1909年以降はCGT(セージエーテー)(フランス労働総同盟)の書記長に就任した。第1次大戦前夜の14年に,これまでの反戦平和のサンディカリストの路線を転換して戦争協力のための〈国家救済委員会〉に参加し,その後ロシア革命に対しては反対の立場をとるにいたった。国際労働事務局(ILO)の創設メンバーとなり,国際労働組合連盟(アムステルダム・インターナショナル)の副会長を務めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジュオー
じゅおー
Lon Jouhaux
(1879―1954)

フランスの労働運動指導者。パリに生まれる。父と同じマッチ製造工として早くから労働運動に身を投じた。革命的サンジカリストとして出発した彼は、労働総同盟(CGT)で活動し1909年から1947年まで実に38年間その書記長を務めた。その間、第一次世界大戦に際して政府協力政策を採用して以来、改良主義と政党からの組合の独立との2点で一貫した立場をとったため、これに不満な少数派は1921年統一労働総同盟(CGTU)を結成した。人民戦線運動の進展の下に1936年CGTとCGTUは統一を回復し、ジュオーはブルム内閣に入閣こそしなかったが、黒幕的存在であった。第二次世界大戦後の1947年にCGTの共産主義的傾向に反対して「労働総同盟・労働者の力(FO。CGT‐FOともいう)」を結成し、書記長となった。1949年、国際自由労連の創設者の一人となり、1951年、ノーベル平和賞を受賞した。[平瀬徹也]

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世界大百科事典内のジュオーの言及

【サンディカリスム】より

…これは経営者側の結束強化に対抗すると同時に,増大する非熟練労働者の組織化を促進するための措置であったが,この再編は一面,サンディカリスムの基礎であった熟練工の小規模組合を消滅に向かわせるとともに,金属,土木建築,運輸などの大組織を出現させ,炭鉱,公務員などの総同盟加盟ともあいまって,かつて拒否した行政当局との交渉,政党との接触をしだいに不可避なものとし,総じて総同盟内部における革命派の地位を低下させることとなった。1901年以来総同盟書記長の座にあった革命派の総帥V.グリフュールは08年に引退し,09年以後その路線を引き継いだ書記長L.ジュオーはやがて14年,第1次世界大戦勃発に際して戦争遂行への協力を明確にして,サンディカリスムの衰退を促した。 大戦後,旧革命派は国家への協力を代償に労働条件の改善を図るジュオーら多数派,共産党との結合により革命を追求するモンムッソーG.Monmousseau,革命を志向しつつも政党への従属を拒否するP.モナトなどの諸傾向に分散し,おのおのが別個の中央組織を結成するにいたった。…

※「ジュオー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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