スクリーニング検査(読み)スクリーニングけんさ

百科事典マイペディア「スクリーニング検査」の解説

スクリーニング検査【スクリーニングけんさ】

選別試験,ふるい分け試験とも呼ばれる。多くの人が集まって構成される,職場,地域,学校などの健常者集団や,新生児・妊婦・老人などの各集団に対する〈集団検診〉と〈個人に行う検診〉とがある。 集団検診の場合には,特定の疾患あるいは特定の身体上の異常を発見するために,正常か異常かをふるい分ける検査のこと(これらのように,検査の対象となる数が大きい場合,特にマススクリーニング検査と呼ぶこともある)。 個人に行う場合では,医療機関などに初診でやってきた患者に対して受診科を決定するために行うものや,特定の疾患をもつ患者に対して異常の部位や程度を推定するために行うものを指す。 検査は,いくつかの検査を組み合わせて行われるが,対象となる集団の種類,ふるい分けの目的などによって,異なった組合せの検査が実施される。地域住民集団を対象とした成人病などのスクリーニング検査では,一般尿検査血液検査のほかに,心電図X線検査細胞診検査などを組み合わせて行われる。→バイオプシー
→関連項目パッチテスト

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

妊娠・子育て用語辞典「スクリーニング検査」の解説

すくりーにんぐけんさ【スクリーニング検査】

大勢の人(赤ちゃん)の中から「その病気の疑いのある人」を早く発見し、早期の適切な治療や病気のコントロールにつなげるための検査です。結果が陽性の場合、その病気が「疑わしい」というもので、さらにくわしい検査をする必要があります。赤ちゃんでは、先天性代謝異常と先天性の内分泌の病気のスクリーニングがあります(生後すぐ、かかとからほんの少し血液をとって行う検査です)。これまではフェニルケトン尿症など4種類の先天性代謝異常、さらに先天性甲状腺機能低下症クレチン症)、先天性副腎過形成症という計6種類の病気が対象でしたが、2012年4月からは新しい方法(タンデムマス法)による検査が導入され、発見できる病気の種類は19種類となり、2018年度からは全部で20種類となりました。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

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